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アメリカ産牛肉の輸入停止

会議があって帯広へ。
しばらく雪も降らずにずーっと晴れているので、
道路は乾いていて走りやすい。
相変わらず地方競馬の不振により、
あらゆる補助事業が補助金削減あるいは事業の撤廃という、
ここ数年の寂しい流れは続いている。
別にこれは馬関係の事業だけじゃなく、
農業関係の補助事業の多くは大元が競馬の益金で出されているので、
競馬の不振はすなわち畜産全般に広く影響を及ぼす。
馬の売り上げなんだから全部馬に突っ込めばいいと思うのだが、
そうもいかないようだ。
競馬の益金で補助金を貰っておいて、
それが馬によって生み出されていると多くの方は知らない。
だから馬なんて必要ないと言う人も多いし、
それが間接的に自分達の首を絞める事にもなる。
もうちょっと効率的な補助金の出し方ってないのかな。
施設を作っても小さく地方競馬全国協会と書かれているだけでは、
誰も見ないし誰も関心を抱かない。
馬の益金を全ての畜産関係補助事業へまわすのは構わないんだけど、
馬を1頭飼う事を義務づけたりすれば馬への認識は変わるはず。
そもそも馬に触れた事ない人が多すぎるんだろう。
でも馬への接し方を間違えれば人の制御できない馬となり、
結局馬は危ない動物だという誤解が広まるだけかもしれないが(苦笑)。
畜産としての馬であればそれでもいいんだけど、
ペットとして飼うならあらかじめ考えなければならない。
犬や馬のように知能が高く群れを成す動物を人の側で飼うのであれば、
きちんとしたポリシーが無いと人が群れの主と認めてもらえない。
日本人は動物を飼うのに無責任だから、
ただ可愛いというだけで飼い、
扱えなくなって捨ててしまう人もいる。
どうやって飼えばいいんだと他人に聞くばかりで、
自らの努力で勉強し自らの考え方で飼おうとはしない。
自信が無ければ群れない猫にしておくべきか、
ペットとしての飼い方は放棄すべきだろう。

輸入再開されたアメリカ産牛肉に、
特定危険部位の混入が見つかって再び輸入停止となった。
まあそもそも全頭検査を拒否するアメリカ、
生年月日も特定できないアメリカの牛、
特定危険部位が混ざっていたとしてもなんら驚きはしない。
外圧に屈して輸入再開した政府にも問題があり、
いったい今まで何をもって大丈夫だと判断したのかとても疑問だ。
食の安全に対してあまりにも過敏になる必要はないけれど、
検査態勢が内国産に厳しく外国産に甘いのはいかがなものか。
それは質の良い国内のものを評価せず、
外国のものだからというだけで評価する傾向のある、
日本人としてプライドの薄い浅はかなブランド主義を見ているようだ。

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