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知床がついに世界遺産に!

代休で仕事がお休み。
朝3時に起きて馬の世話をした後、
5時に自宅を出発して知床方面へ向かった。
羅臼、知床峠を経由して斜里の自然センターへ到着したのが朝7時過ぎ。

カムイワッカ湯の滝へマイカーで行こうと思っていたら、
なんと今年から5年間の落石防止工事のため、
マイカーでの通行は禁止になっていたのだ。
7月13日~9月20日の間は工事が中断し、
シャトルバスのみで行く事が出来るという事だったので、
往復チケット1,180円を買って始発のシャトルバスに乗り込んだ。
50分間バスに揺られて降りた場所から川を上っていくのだ。

カムイワッカ01’2005.7.14

カムイワッカ02’2005.7.14

カムイワッカ’2005.7.14

川の水は岸壁から沸き出している温泉と混ざってぬるく、
上流に行けば行く程熱くなっていく。
サンダルとかよりは靴下のみで行くといいよという友達のアドバイスもあり、
靴を脱いで靴下の二重履きで上る事にした。
30分程上ったところにある滝壷がいわゆる有名な温泉露天風呂かと思ったけれど、
なぜか始発のバスに乗っていた人たちはみんな躊躇なくそこを通り過ぎ、
これはやばいんじゃないかというような崖を上ってその先へと歩を進めていく。
その先には岩肌からとても熱い温泉が沸き出し、
小さいのから大きいのまでプライベート露天風呂ごとくたくさんの滝壺があり、
大分上ったところにあった大きめの滝壺に入った。
その温泉は強酸性の泉質らしく(pH2~3)、
目や鼻に入るとかなりしみる。
ただ、素晴らしい景観と開放感で居心地の良さといったら最高!
でもかなり長時間はいっていたにもかかわらず、
下からは誰も上がってこない。
名残惜しかったけれど温泉を後にして下りていくと、
最初にあった大きめの滝壺のところにすごい数の人がいて、
我等が降りていくとみんながこちらを向いた。
そう、ツアーで来られる方々は最初の滝壺までしか上ってこないのだ。
崖を苦労して下りていくと早速ガイドの方が寄ってきて、
「ここより先は危険なので本当はあんまり上って欲しくないんですよ。」と。
注目されて崖を下りるのは結構恥ずかしかったけれど、
下りたらみんな拍手拍手~。
何も知らずに上っていったけれど、
上ってこそ素敵な場所に巡り会えたのも事実。
「よくこんな場所上って下りてきたね」とみんなに言われ、
ちょっと照れくさい。

無事下りてまたバスに乗って知床自然センターに戻り、
センター内をうろついていると、
なにやら見た事のある顔が・・・。
あ、Dさんだ!と挨拶を交わした。
Dさんはかつて牧舎の切り盛りをしていた事もある方で、むそう村のOBでもある。
なんでも先日初めて羅臼岳を羅臼側ルートから登ったようで、
かなり苦労したと話していた。
我等も以前羅臼岳の羅臼側ルートを登った事があり、
あそこは大変ですよね~と。
そう、羅臼岳は多くの人が反対側の斜里側からの楽なルートを選択するため、
羅臼側のルートから登る人は稀である。
我等も登りも下りも誰にも会わなかったくらいで、
登って下りてくるのに半日はかかる上級者向けのルートだけれど、
景観などは本当に素晴らしい。
こんな雑談をしばし交わした後はフレペの滝へ向う事にした。
~長くなったのでこれより先は明日の日記に続きます~

ところでタイミング良く本日知床が世界遺産に登録される事が決定しました。
羅臼町側も斜里町側もそれぞれに魅力があり、
北半球で流氷が接岸する最南端である知床半島、
海と陸とがつながった生態系が評価されたとの事。
素晴らしい!!!

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