処理室のボイラー崩壊


曇り
昼過ぎに牛舎に行った際、
処理室のボイラーがエラーで止まっているのに気付いた。
スイッチを入れなおしてもうまく燃焼せず、
これはおかしいと思い、まずは灯油の配送をしてもらう。
以前もこういうことがあり、灯油が減りすぎていてうまく送油されず、
灯油を配送してもらい、配管のエア抜きをしたら直った事があって。
でも今回はそれでもうまく燃焼しない。
前々からボイラーの中でお湯が漏れていて、
いずれ入れ替えないとまずいよとアドバイスされていたのもあって、
設備屋さんに来てもらって見てもらう。
その結果、もう水漏れがバーナーの部分にまで達してしまい、
どうにもならないので、緊急的に入れ替えてもらうよう手配してもらった。
ただ、ボイラーの入れ替えに数日間はかかるみたいで、
その間、パイプラインミルカーの殺菌・洗浄にお湯が出ない事に。
水だけでは牛乳中の細菌数が高くなってしまうし、
とりあえず酪農センターとオリオンに電話して対処法を仰いだところ、
やはりお湯をバケツで運んできて洗浄槽に入れるしかないみたいなので、
自宅のお風呂場のお湯配管にホースを繋ぎ、
バケツで洗浄槽まで運んでくる事にした。
搾乳後のパイプラインの洗浄工程は、
すすぎ→すすぎ→アルカリ殺菌→すすぎ→酸殺菌→すすぎの6工程で、
1工程に約100リットル、合計600リットルのお湯が必要になる。
さらに、搾乳前にも殺菌があるので、それもあわせると7工程700リットル。
これは結構キツイ。
お湯を出したり止めたりするのもいちいち家に入らねばならないし、
地面はズブズブ、バケツは重たくて腰は痛い、
しかも洗浄工程に付っきりで対処しなければならない。
もう最悪、これが数日間続く。
このボイラーの件だけじゃなく、
カウトレーナーが効かないとか、扉が落ちてしまっているとか、
問題が色々あって、本来はしなくて良い苦労がなかなか無くならない。
牛乳も、量的に1頭でもかけるとバルクの羽が届かなくなるだろうし、
乳房炎にしないため、搾乳も分房ごとにすごく丁寧にやっているつもり。
ブツの出やすい分房は早めにミルカーを外し、
手で後搾りをして湿布を乳房に塗ってやる。
あと、牛の体の大きさの割りに牛床が大きく、
カウトレーナーが効いてないせいで、
敷き料を沢山入れてやってもあっという間に溝に落とされ、
わずかに残った敷き料も糞尿でコタコタになる。
乳頭、乳房を汚させないようにしたいけど、なかなかうまくいかない。
2012年04月26日 20:46 | グレイス十勝