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将来のワイナリー設立に向けて

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晴れ時々曇り

将来的にワイナリー設立を目指すにあたって、
打ち合わせとアドバイスを頂くため、池田の十勝ワインへ。
実に丁寧に対応して下さり、施設も一通り見学させて頂くなど、
とても有意義だった。

お話を聞くと、池田町は葡萄栽培に手厚く、
新規に葡萄農家になると、10年間所得補償をしてくれるんだとか。
葡萄栽培は苗木を植えつけてから3年間は無収入なので、
行政のバックアップがある池田は非常に恵まれていると思う。
残念ながら私は上士幌でという事なので、
そういう池田町の葡萄事業の恩恵を受ける事は出来ない。
上士幌ではなく池田でやってくれればなぁというお話もあったけど、
私は去年秋に奥尻から引き揚げてきた際、
実は池田町に馬を連れて葡萄栽培農家として移住できないかと打診し、
空いている農地、山林・原野は無いと言われ、断念した経過がある。
その時はそんな葡萄事業についての説明も無かったし、
それを知っていれば意地でも池田でと考えたかもしれない。
もし池田に移住し、葡萄栽培を始めたとしたら、
葡萄だけでやっていけたなぁというのが率直なところだけど、
今こうして上士幌にいるという事は、
池田ではなく上士幌に縁があったという事で、
十勝ワインが40年かけて作出した、
山幸、清舞という2つの耐寒性葡萄品種を譲り受け、
この上士幌での葡萄栽培を軌道にのせ、
ワイナリー設立を現実にしたいと思う。

池田町の葡萄事業の恩恵は受けられなくても、
こうして十勝ワインというワイナリーが十勝管内にあり、
十勝でも栽培できる葡萄品種を作出してくれ、
さらにその品種を譲渡してくれるというだけでも、
すごい有り難い事だと思う。
新たな品種を作る事自体はそれほど年月をかけなくても可能だけど、
品質や特性に納得がいく品種となると話は別で、
莫大な数の新品種候補から何十年という年月をかけて選抜し、
試行錯誤を繰り返し、栽培方法、醸造方法を確立しなければならない。

ワインの世界ではテロワールという言葉があり、
地域性を表現したものであればこそ評価される。
それはその地で栽培された葡萄を使い、
その地でワインを造られなければならないんだけど、
さらに、その地に適したオリジナルの品種を作り出した十勝ワインこそ、
本当の意味でテロワールを大事にしたワイナリーだと思っている。
十勝の山幸と清舞、そして山梨の甲州を除くと、
メルロー、ピノノワール、シャルドネなど、
海外の品種を植えるワイナリーばかりで、
日本の、そしてそれぞれの地域の、
気候風土に合った品種を作り出す事をしているワイナリーはない。
それどころか、海外からワインや濃縮果汁や輸入し、
それを仕込んで国産ワインとしてやっているワイナリーも多い。

ただ十勝にいるから、
そして山幸や清舞という葡萄を植えているからというだけではなく、
私もハルさんも十勝ワインが好きだし、
私もハルさんも十勝ワインバイザーという事で、
十勝ワインと連携していけるようになったら嬉しいなと思っている。
お話ではやはり1人1ヘクタールの葡萄畑を管理するのが限界そうだし、
それ以上の面積を管理する事は、単に手が回らなくなるだけじゃなく、
葡萄の品質を大きく落とし、葡萄の木にも悪影響を及ぼす事になる。
なので夫婦2人で2ヘクタールが限界。
これも葡萄栽培だけなら構わないけど、
酪農もこれからスタートする事を考えると、
夫婦2人では到底管理できないので、
酪農を切り捨てない限り、人を雇用しなければならないだろうな。
いずれにしても極力小規模で個性のあるワイナリーにしたいので、
やはり想定していた通り、1ヘクタールあたり7.5トン、
2ヘクタールで15トンの葡萄収穫を目指そうと思う。
もちろん、1ヘクタール10トン以上の収穫する事は可能だけど、
それだと葡萄の品質が低下するので、
8トン以下になるように葡萄の房を落として収量制限するのだ。
ただ日本でワイナリーを設立しようとする際、
酒税法により、ワインは最低6トン醸造しなければ免許がもらえない。
6トンのワインを造るには10トンの葡萄が必要で、
凶作のリスクを考えると、
15トンの収穫を見込める葡萄畑が最低条件かなと考えている。
それで2ヘクタール15トン。
土地の問題等で来年はまた100本程度苗木を導入するのが限度だけど、
再来年の2013年以降、土地の目処がつけば、
毎年600本ずつの苗木定植をし、3年で1ヘクタール1800本、
その段階で具体的にワイナリー設立に向けて動き始め、
並行して葡萄苗木定植を進め、さらに3年をかけ、
6年がかりで、2018年の段階で合計2ヘクタール3600本となり、
それと同時にワイナリー開設に漕ぎ着けられればなと。
とまあ書くのは実に簡単な事だけど、
これを現実のものとするために、
葡萄栽培もワイン醸造も、自分なりに確立しなければならないし、
それは大変な作業となる事が容易に想像できる。
でも自分のポリシー、「やればできる」で形にしたいと思う。
頑張ろう。

2011-ikeda022.jpg

これは十勝ワインのアイスワイン用にまだ収穫していない葡萄畑。
収穫は数日後だそう。
キンキンに冷え込むまで収穫を伸ばすことで、
葡萄が凍り、水分が抜けて成分が凝縮し、
極上のアイスワインを仕込むことが出来る。
もちろん収穫量は、水分が抜ける分大きく落ちるし、
手間もかかるわけだけど、
これが出来るのは氷点下8℃を数日間連続で下回る事が必要で、
晴天率が高く、放射冷却のキツイ十勝だからこその強み。
富良野でも造られているものの安定的に造る事は出来ないという、
極寒で晴れる十勝の気候風土だからこそ出来るこだわりのワインで、
他の地域では真似できないそう。
十勝のアイスワインは飲んだ事がないので、
是非一度口にしてみたいと思う。

コメント

アイスワイン

十勝のアイスワインですか。とっても楽しみですネ。

先日ふらのワインさんで、限定200本程、アイスワインが早くも発売されたようです。

以前オフクロの友人でカナダ在住の方が帰国された際、カナダ産アイスワインをお土産としていただいた経験があります。

国産アイスワインは小生まだ未経験でして。

何とか十勝ワインさん版、ゲットしたいものであります。


そうそう、先日ご教授下さいました十勝スパークリング・ロゼ、早速購入致しましたョ。

今から抜栓する日が来るのが楽しみです(笑)

2011年12月14日 22:44 from 埼玉の孤狼URL

Re: アイスワイン

ふらのワインのアイスワイン、以前新聞記事か何かで読んだんですが、
冬は十勝と違って雪が多くて曇天の日が多いため、
気温の下がり方が足りず、安定して造れるとは言えないんだそうです。
富良野も北海道有数の極寒地ですが、
十勝のように雪が少なく晴天率の高さはない事から、
放射冷却で冷え込む日数が連続しないのかもしれません。

ブルーム・ロゼ、私も買いましたが、まだ開けてません。
クリスマスのお楽しみ、ですかね~。

2011年12月14日 23:04 from 奥尻キンタローURL

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