ゴッコ汁


曇り
お腹に吸盤のある北国の深海魚にゴッコ(ホテイウオ)という魚がいて、
道南にはゴッコ汁という郷土料理がある。
冬になると普段深海にいるゴッコは産卵のため浅海域にやってきている。
去年の日記にも書いたけど、
海が荒れた後、奥尻島ではそのゴッコが浜に打ち揚げられてくるのだ。
タイミングが合えば、浜にゴッコやホヤが大量に打ち揚げられてくるので、
それを拾い集めるのもなかなかこれが面白く、食料にもなり一石二鳥。
特にゴッコは美味しい。
骨というような骨もなく、体がゼラチンで出来ているようなプニプニした魚で、
独特の食感が良い。
今回は、友人が拾ってきたゴッコを分けてくれたので、
大根や葱、生姜と共に、ゴッコ汁にして頂いたんだけど、
味付けに失敗したか、いまいちの出来になってしまったのが残念だった。
今後ゴッコが手に入ったら、ちょっと干して唐揚げにするという、
ゴッコザンギ?なるものに挑戦してみようかとも思う。
2010年01月27日 21:59 | 料理