信長の野望・武将風雲録

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ふと、「信長の野望・武将風雲録」のPS版中古を500円で買ってしまった。
このゲームは1990年に発売され、当時、私はFM-TOWNS版で遊んだ経験がある。
FM-TOWNSと聞いても若い人やパソコンをあまり知らない人にはピンとこないだろう。
当時、Macを除くとまだOSがGUIではなく、WINDOWSが登場する前であり、
各メーカーが独自のOSを積んでいた時代で、
このFM-TOWNSだけじゃなく、X-68000など、個性的なパソコンが存在していた。
まあそんなパソコンの歴史はともかく、
私は当時から「光栄」(現:コーエー)のシミュレーションゲームが好きで、
よくプレイしていたのだ。
「信長の野望」、「三国志」、「蒼き狼と白き牝鹿」、「水滸伝」、
「ウイニングポスト」、「大航海時代」、「ロイヤルブラッド」、「エアマネジメント」等、
あらゆるものをプレイしていた。
特に、歴史3部作の中で言うと、
「信長の野望」シリーズでは、「戦国群雄伝」と「武将風雲録」、
「三国志」シリーズでは、「三国志Ⅱ」、
「蒼き狼と白き牝鹿」シリーズでは、「ジンギスカン」、にはまった。
これらのシリーズは今でも続編が次々とリリースされているけど、
面白さで言うと、当時のものを越える事が出来ていないと個人的には思っている。
ゲーム内容はシンプルなようで奥深く、今の煩雑で取っ付き辛い感じは無く、
ゲームミュージックも、菅野よう子さん作曲の素晴らしい音楽がゲームを引き立たせ、
猿のようにはまってゲームばかりしてた時代がある。
「信長の野望・武将風雲録」を再プレイするようになり、
今更ながらに良く出来ていると。
私がプレイするのは、伊予(愛媛)の河野家を筆頭に、
弱小大名でしかプレイしないけど、
河野家でプレイして、1ターン目、もしくは2ターン目で土佐に侵攻、
因縁の長宗我部家を速攻で滅ぼすのが常である(笑)。
まあ信長の野望シリーズは、誰がどの大名でプレイしても、
やり方次第で全国統一はそんなに難しいものじゃないという、
難易度の低さがちょっと物足りないけれど、総合的には完成度がとても高い。
ちなみに、日本の戦国時代もののシュミレーションゲームでは、
同じ時代に発売された、システムソフトの「天下統一」が名作だった。
グラフィックは貧弱と言うか、あってないようなものだったけど(笑)、
リロード無しに弱小大名でクリアするのはほぼ不可能、
リロードを繰り返したとしても、かなりの困難を伴い、
コンピューター大名が強大な勢力になるゲームバランスがとにかく秀逸。
自分が苦労に苦労を重ね、河野家で西日本を統一する頃には、
どれかのコンピューター大名が東日本を統一しており、
自然と天下分け目の合戦が必ず起こる状況になっていて、
強大な勢力を持つようになったからと油断すると、
あっという間に滅亡への一途を辿る。
そういう点では、途中から単なる力押しになって退屈になる、
信長の野望よりも面白かった。
とにかくシンプルで、そしてテンポが良く、
単純なシステムだったからこそコンピューターの思考ルーチンが強力だったのだ。
伊予の河野家で全国統一した時も、周りの友人誰も信じてくれなかったくらい、
戦国時代の厳しさをよく体現してるゲームだと思う。
未だにこれらのゲームを超える戦国SLGは無いかな。
もしこういうゲームが好きで、やった事がないという方は是非プレイを。
プレステやWINDOWS等でリメイクされたりして、安く売られておりまする。
2009年12月05日 20:19 | お知らせ