ボルドー液散布



晴れ時々曇り 最高気温22.9℃ 最低気温17.1℃
我が家の裏山に作った葡萄畑は1.6反、苗木は3品種244本。
予想していた通り、根をかなり切断して移植したストレスで、
3割くらいは枯れてしまっていて、葉のほとんど無くなった苗木もちらほら。
来春、また挿し木する必要があるところは農竹に印を付けておいた。
さて、その我が家の葡萄園にて、やらねばならないと思いつつ、
腰の痛みもあってなかなか行動に移せないでいたボルドー液散布を実施。
軽トラに水タンクを積んで水を溜め、
霧仙人という小型の電動噴霧機やペットボトルに作ったボルドー液、
バケツ、漏斗、ゴム手袋、ゴーグル、農業用マスクなどを積んで裏山へ。
ボルドー液と展着剤をバケツで希釈し、噴霧器に移し、
ゴーグルやマスク、ゴム手袋などを装備して噴霧開始。
一通り散布し終わることが出来た。
ちなみにボルドー液は農薬の一種であるものの、
葡萄では石灰硫黄合剤と共に、有機JASによって認められている農薬で、
安全で古典的な農薬だったりする。
だからこれらの農薬だけで栽培出来たとして、
さらに検査官の審査に合格して有機JAS認証を受ける事が出来たら、
それは有機栽培によるオーガニック果物となるわけだ。
理想を言えば、この有機JAS指定農薬のみでの葡萄栽培だけど、
果たしてそれが可能かどうか、検証してみようとも思っている。
ボルドー液は主にべと病・さび病・晩腐病に効果がある薬だけど、
ただそれだけじゃなく、木を引き締める作用があり、
植物ホルモンであるエチレンの分泌を促し、
葡萄の木そのものが持つ自然抵抗力を引き上げる力もあるそうだ。
さて、葡萄園の周囲にバラ線も張れ、ボルドー液散布も終わったので、
この裏山にポーレを再び放牧した。
レザンも傷が治ったので、我が家向かいの放牧地に放牧。
ただ、ようやくこれで葡萄園は一段落、とはならない。
まだ9月中に草刈りをしなきゃならないし、
場合によってはさらにボルドー液の散布と、
冬になる前に苦土石灰を散布しようと思っている。
さらに、端の杭の固定が出来次第、番線を張らなきゃならないし、
番線を張れたら、その番線に農竹を固定しなきゃならない。
やるべき作業が尽きる事は無い・・・。
2009年08月23日 22:05 | 奥尻島馬の杜(我家)