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今年最後の集乳

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晴れ 最高気温:-0.2℃ 最低気温:-4.8℃

今年最後となるうちの集乳が終わり、
一年間無事に牛乳を出し続けられた事に感謝。
牛達はよく頑張ってくれた。
うちの主力となって牽引してくれている牛は、
もうすでに過半数を占めるようになった元廃用牛達。
淘汰されて先がない状況から受胎する事で生きる道を掴み取り、
分娩を経てこうして活躍してくれているんだから、
本当に感謝するばかり。
まあ最初に導入した牛達も、
本当の意味で生きるか死ぬかという生存競争を生き残り、
うちにやってきたようなものなので、
どちらも死の淵から蘇った牛と言えるのかもしれないけど。
そんな牛群でここまでやってこれた事に、
そして、色んな方の助けや支えがあった事に、
改めてただただ感謝です。
一年間、ありがとうございました。

2013年の総括

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晴れ 最高気温:-0.5℃ 最低気温:-5.2℃

今年ももう残り僅かという事で、今年の総括を。
この一年間は、去年に続いて激動の一年間で、
月別に主な出来事を振り返ってみたいと思う。

<1月>
ブラウンスイスのポピーの牛乳を使って、
サンマルセランチーズをしばしば作るようになる。
また、ポピーの娘牛であるウイユを除角。
うちでは初の除角。
葡萄の剪定。
<2月>
ウイユの離乳。
牛の初導入から一周年となり、
当初、牛とは思えないほどコタコタにこじけていた牛達も、
1年かかってやっとコンディションは良くなり、
ようやく牛らしくなってきたかなと思えるように。
それでも育成で失ってしまった能力や体型は大きく、
もうどう頑張っても取り返す事は不可能であるため、
ある程度割りきって考えなければならないなと思う。
まあこれでいかに育成が大事かがよく分かったし、
コンディションを調整していく上で勉強にはなった。
<3月>
分娩を予測する手段の一つとして、
分娩予定日10日前より朝晩体温測定をするようになる。
初の乾乳、初のホル雌子牛誕生、
そして第三胃食滞による牛の初手術(術後の経過良く復活)。
<4月>
去年の2月に初妊牛11頭でスタートしてから、
新たに初妊牛を導入する資金もないこともあって、
不受胎で淘汰された牛を譲ってもらい、
根気よく授精して受胎させる事で増頭してきて、
ようやく経産牛20頭となった。
繁殖管理盤の導入。
葡萄畑の番線張り開始、休眠期防除。
猟銃の所持許可と狩猟免許を取ってから初となる、
射撃場でハーフライフルの標的射撃。
<5月>
初の二産目分娩。
交配プログラム参加に伴う体型調査を受ける。
穴掘りと馬糞堆肥入れをして葡萄の補植。
<6月>
後から導入してきた元廃用牛の初分娩。
ウイユ、ナイタイ高原牧場へ預託。
葡萄の結果母枝結束、誘引・ツル欠き・花芽欠き、
草刈り、定期防除2回目。
<7月>
新規就農者激励会に出席。
乳用牛群検定(乳検)に加入。
初の双子子牛誕生。
葡萄の開花、摘心開始、定期防除3回目。
<8月>
初のRED牛導入、ただし今まで同様もちろん不受胎牛。
子猫のアズキを新たな家族として迎え入れる。
<9月>
初の分娩後起立不能(低カル)、
カウリフトとチェーンブロックで吊って立たせ、治療。
分娩した牛に味噌汁とカルシウム剤を与えるように。
TMRを利用開始するための工事や準備色々。
葡萄の定期防除4回目。
<10月>
牛への給餌形態を分離給与からTMR給与に変更。
ユキグニ、ナイタイ高原牧場へ預託。
葡萄の初収穫(山幸24.0kg・清舞3.7kg)と除梗。
<11月>
2日に1回の集乳量が初の1トン超え。
トラクターのクラッチ破損によるTMR手給餌を1周間。
葡萄の初仕込み。
翡翠鶏の孵化。
<12月>
1頭あたりの平均日乳量が30キロ突破、
二産目分娩牛で初の日乳量50キロ突破(53.8キロ)。

振り返ってみると色々あったなと思う。
不受胎牛を受胎させて経産牛27頭まで増頭し、
乳量も右肩上がりで来たため、
この一年でようやく、乳代だけで、
餌代などの経費と自分達の生活費を賄えるようになった。
疾病も3月の第三胃食滞の手術と、
9月の低カルシウム血症がそれぞれ1頭ずつだけで、
分娩事故も胎盤剥離による産後直死の子牛が1頭だけだった。
乳房炎は春に数頭、
そして秋、TMRに切り替えた直後、
餌に付いていけない牛が3頭乳房炎になったものの、
それが治まってからは2ヶ月間乳房炎ゼロ、
初乳以外は廃棄乳無しで順調に経過している。
給餌形態をTMRに変えた事で平均日乳量も5キロ以上伸び、
乳質が悪い牛も淘汰出来ないながらも全体の乳質は悪くない。
と、牧場内の事だけを見れば順調に業績を伸ばした一年で、
来年、さらに飛躍する下地もあるんだけど、
解決しなければならない大きな問題もあるので、
頭が痛いのもまた事実。
でもまあ、何とかなると信じ、前向きに頑張ろうと思う。

搾乳時の牛舎猫

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晴のち曇 最高気温:-2.6℃ 最低気温:-13.8℃

うちの牛舎猫達は搾乳時はミルカートに乗り、
前搾りをしたストリップカップを、
目の前に置いてもらうのを待っている。
搾乳する時はミルカーを付ける前に、
乳頭を拭いて綺麗にするとともに、
何度か手搾りをして乳房炎になってないかどうか確認、
汚染乳の廃棄し、射乳刺激を与えるんだけど、
それを受けるストリップカップの網状に残っている牛乳を、
猫達はその都度舐めとっている。
ストリップカップの網がいつも綺麗な方が、
前搾りの際に見やすいので、
猫達は実益を兼ねた仕事をしているのかもしれない。

ここは荒れず穏やかだった

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晴れ 最高気温:-0.6℃ 最低気温:-12.7℃

昨日から今日にかけて、全道大荒れの天気だそう。
北方領土付近に爆弾低気圧があると、
以前住んでいた根釧地方は荒れるんだけど、
やっぱりそうなっているようで、
あちこち国道の通行止め情報が流れていた。
一方、ここ上士幌はというと至って穏やかそのもので、
サラッと雪が降った程度で天気も良く風もなく、
十勝以外は大変な状況なのが全く想像出来ない位だった。
ここは冬の最低気温も高いし、
雪も少なく日照時間も長く、
あちこち大荒れの時も今回の様に荒れなかったり、
荒れたとしても、
以前住んでいた中標津奥尻のような荒れ方はしないので、
気候的にも過ごしやすいなとつくづく思う。

牛舎に机

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雪のち晴れ 最高気温:3.5℃ 最低気温:-6.0℃

昨日そして今日と今年最後の堆肥移動と馬小屋掃除を終え、
日中は年賀状も仕上げて投函、
ようやく来年を迎える準備が整いつつある。
そして牛舎では今まで棚の上を机代わりにして、
繁殖台帳などを記載していたんだけど、
ご近所さんから机と椅子を頂いたので設置する事で、
何となく事務仕事場っぽくなったかな。

奥尻島より

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晴れ 最高気温:1.7℃ 最低気温:-8.9℃

奥尻のすごく懐かしい知人が、
何の前触れもなく突然、色んな産物を送ってくださった。
手作りのホッケの飯寿司とか、嬉しいなぁ。
お礼を兼ねて久しぶりに電話で話したけど、
耳に入ってくるきつい奥尻弁がまたすごく懐かしい。
奥尻の言葉は東北弁に近くて、
移住した当初は全く聞き取れないし、
まさに外国語のように感じたものだった。
2年半の奥尻生活ですっかり耳に馴染み、
何を喋っているかも分かるようになったし、
初対面でも下の名前の呼び捨てで声かけられた事もまた、
妙に親近感が湧き、嬉しかったのを思い出す。
私が奥尻で住んでいた富里地区は、
奥尻の中でも農業が盛んな地域で、
美しい水田の風景が広がり離では最北の米作があるばかりか、
輓馬や褐毛&黒毛和牛生産、アスパラ生産も盛んだった。
おかげで美味しい米やアスパラを頂く事も多く、
単に魚介類だけのではない事に感動したものだった。
私が移住する少し前までは酪農もあったらしく、
残念ながら離農されていて牛乳は手に入らなくなっていたけど、
自給自足が可能な恵まれた自然環境を誇る奥尻での生活は、
とても刺激的でいながら穏やかで、
そして今でもこうして近況を心配してくれたり、
やりとりが続く大事な方々と縁が生まれたのが、
個人的に大きな財産だとつくづく思う。
十勝の家畜市場にも来られた際にでもお立ち寄り下さいませ。
ありがとうございました。

猫もクリスマス

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晴れ 最高気温:0.5℃ 最低気温:-11.0℃

クリスマスは人もチキンを食べれば猫もチキンを食べる。
まあうちの鶏を絞めて与えたものだけど、
無我夢中になって食べていた。

クリスマスディナー

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晴れのち曇り 最高気温:-1.9℃ 最低気温:-10.4℃

毎年クリスマスは色んな料理をしてきたんだけど、
今年は忙しいし余裕もなくて、手作りはパスタのみ、
後はご近所さんのケーキ屋「ピーコック」さんのケーキと、
セイコーマートのクリスマスセットとなった。
ケーキは切り株の形になっていて、
生地にも生クリームにもコーヒーが使われていて美味しかった。
セイコーマートのオードブルやチキンなども、
意外と繊細なところがあって良かったな。

年賀状印刷

晴れ 最高気温:-1.0℃ 最低気温:-11.7℃

ひたすら年賀状印刷。
うちは去年プリンターが壊れて買い換えたんだけど、
昔に比べてプリンターの質も良くなり、
早くて綺麗に印刷出来るようになったものだと思う。
キャノン、エプソン、ヒューレット・パッカードと、
歴代色んなインクジェットプリンターを使ったけど、
どれも葉書の給紙に納得がいかず、
最終的に落ち着いたのがブラザーのプリンター。
葉書が詰まる事もないし、スピードもあるしで、
今のところ満足している。

雪もなく暖かく、そして冬至。

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晴れ 最高気温:-1.5℃ 最低気温:-11.7℃

冬至となる今朝、今冬始めて氷点下二桁を記録。
過去10年間の気象データを遡ってみたところ、
冬至になるまで氷点下二桁まで下がらなかったのは初。
大概、12月頭には氷点下二桁まで下がる日があったので、
今冬はとても暖かく経過している。
しかも雪もないし、とても過ごしやすい。

餡子と生クリーム

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曇り時々晴れ 最高気温:-0.1℃ 最低気温:-6.9℃

餡子と生クリームってとても相性が良いと思う。
洋菓子なのに和を感じるところがお気に入り。

牛乳豆腐フライとカレー

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曇り 最高気温:-0.3℃ 最低気温:-2.8℃

以前からしばしば作って食べる機会が多い、
牛乳豆腐フライをトッピングしたカレー。
牛乳豆腐フライはカレーやシチューとの相性抜群で、
個人的にはカツカレーより好きかもしれない。
これは酪農をやっていて幸せを感じることの一つ。

紅まどんな

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曇り 最高気温:0.5℃ 最低気温:-3.2℃

故郷愛媛の友人が愛媛の新しい柑橘の一つである、
「紅まどんな」を送ってくれた。
「紅まどんな」は愛媛県果樹試験場によって、
「南香」と「天草」の交配で誕生した中晩柑類。
収穫時期は12月から翌年1月で、
糖度は12度とやや高く、香りも良いばかりか、
果肉は柔軟多汁、
じょうのうは薄く柔らかいのでそのまま食べられ、
よく「ゼリーのような食感」と言われる柑橘。
愛媛出身だからかは知らないけど、
冬はやっぱりコタツに柑橘、これは譲れないな。

生産者還元用ポテトチップス

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晴れ 最高気温:3.4℃ 最低気温:-2.8℃

農協より生産者還元ポテトチップスの取りまとめがあり、
今年も何箱か注文した。
この地元生産ポテチ、1箱に12袋入っていて940円。
量も一般的なメーカーのポテチの1.5倍の90g入っていて、
しかも1袋あたり78円と激安。
とても美味しいのでおすすめです。
一般的にはこの値段よりやや高くはなるものの、
上士幌農協や士幌農協のAコープに売っているので、
地元の農家以外でも買うことが出来ます。

節目となる乳検

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晴のち曇 最高気温:3.7℃ 最低気温:-4.0℃

今朝の乳検はある意味で節目となるものだった。
平均日乳量が30キロに初めて到達し、
2産目の牛で日乳量が53.8キロと、
初となる2産目50キロを突破する牛が出てきた。
最初に導入したこじけた牛達も、
小さいながらそれなりに仕上がってきて、
初産時のピークで20キロも出なかったガリガリだった牛も、
2産目のピークで40キロを超えるようになってきたし、
育成でこじけなければもっと能力を伸ばせたのにとつくづく思う。
平均日乳量も、
導入する初産分娩後1年以上経過した不受胎牛と、
2産目の牛しかいない事を考えるとまずまずかなと思うし、
TMRを全量給与している牛だけで計算すると35キロ位にはなる。
今は疾病も乳房炎もなく、廃棄乳もないため、
余計な問題さえなければ、
軌道に乗ってきたかなと思えるところなんだけど。

おかしの館 あくつ

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晴れ 最高気温:4.0℃ 最低気温:-3.9℃

帯広にある「おかしの館 あくつ」、
行ったことはないんだけど、
知人が遊びに来られた際、おみやげに頂いた。
美味しかったし、箱もなかなか良い感じだなぁと。

ジェノベーゼピザ

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曇り 最高気温:-0.8℃ 最低気温:-5.3℃

大好きなジェノベーゼピザ、
生地、バジルペースト、チーズと全て手作り。
小麦はさすがに栽培してないので十勝産のものを使うけど、
バジルと牛乳は、当然のことながら自家生産。
生地は小麦の品種によって、
バジルペーストはバジルの品種によって、
そしてチーズはチーズの種類によって、
ピザの味は大きく変わってくるので、
色んな組み合わせを試してみている。

チョコブラウニー

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晴れ 最高気温:-3.2℃ 最低気温:-6.5℃

かなりあちこちで大荒れの天候となったみたいだけど、
ここ上士幌は10㎝も雪が降らず、多少風が強かったくらいで、
除雪するほどでもないし大したことはなかった。
週間天気予報を見てもずっと晴れか曇りだし、
最低気温も去年に比べて5℃以上高くて、
今のところ穏やかで過ごしやすい冬で経過している。
もともと上士幌は雪の少ない十勝の中でも特に少なく、
海沿いの町を除けば冬の最低気温も高い町。
このまま雪かきする事無く正月を迎えられたら良いのにな。

写真は手作りチョコブラウニー。
しっとり仕上がっていて美味しかった。

年賀状の準備開始

曇りのち雪 最高気温:-3.4℃ 最低気温:-7.0℃

はたとそろそろ年賀状を作らねばと思い立って、
郵便局へ行って年賀状を買ってきた。
来週中には仕上げられるようせっせと作ろうと思う。
来年は午年だから主役はうちの愛のポーレかなぁ。

十勝ワインヌーボー2013

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晴れ 最高気温:1.8℃ 最低気温:-5.2℃

今年は11月下旬にリリースされた十勝ワインヌーボー。
今年の葡萄の出来はどうなのかなと楽しんだ。

ところでヌーボーはボージョレだけだと思ってる人が多いのか、
ヌーボーといったらボージョレヌーボーばかり取り上げられ、
なんで十勝ワインヌーボーのような国産ヌーボーに、
見向きもしないのか不思議で仕方がない。
まあ初物好きの日本人特有の傾向で、
ただ宣伝とブランド、そして流行に踊らされ、
本質を理解せず飛びついている傾向もあるじゃないかなと、
想像している。

ヌーボーというのは、葡萄を房ごとタンクに入れ、
炭酸ガス浸漬法(マセラシオン・カルボニック法)によって、
嫌気的条件下に置く事でリンゴ酸分解酵素を働かせ、
葡萄の細胞膜が破れて果汁が染み出し、
減酸作用と共に若干のアルコール生成がなされていく。
それをプレスし、通常の酵母添加による発酵をして出来あがる。
熟成もさせないし、減酸作用で酸味も穏やかで、
葡萄の皮や種由来の渋みも少ないため、
飲みやすいフレッシュなワインになっている。
熟成という手間と時間をかけなくて済み、
お金にすぐになるこのワイン
ワイナリー経営者にとってみればありがたい存在だろうし、
それに飛びつくよううまく宣伝してるのがボージョレヌーボー。

別にボージョレヌーボーを批判するつもりも全く無いし、
それはそれで別に良いんじゃないかなと思うけど、
ヌーボーはその年の葡萄の出来を評価するものであり、
ヌーボーだけで終わるなら勿体ない気がする。
もしヌーボーが良ければ、
その年に仕込んだそのワイナリーのワインは良いものになるはずで、
それを楽しみにするのがもう一つの目的だと個人的には思うわけで。
どうせヌーボーを飲むのならその土地に行ってこそだと思うし、
ボージョレ地方に何の縁も魅力も感じないため、
結果としてボージョレヌーボーには特別な興味がない。
各国の葡萄産地やワイナリーにはそれぞれヌーボーがあり、
私としては、この十勝にいるし、
清舞・山幸といった葡萄を自ら植えつけているので、
この十勝ワインヌーボー(特に赤)が興味の対象になるというのは、
自分にとってはごくごく自然で当たり前の事かな。

削蹄と蹄治療

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晴れ 最高気温:4.7℃ 最低気温:-0.8℃

経産牛27頭の削蹄と蹄治療をして頂いた。
どの家畜でもそうだけど蹄はとても大事で、
牛も蹄に問題を抱えると乳量も繁殖も全てがダメになる。
うちは週に1回は牛床に石灰を散布し、
牛床を綺麗に保つように気を付けているものの、
それでも牛によっては蹄病を患って痛がる事がある。
うちは年2回の削蹄なんだけど、
もう少し経営的に余裕が生まれてくれば、
年3回の削蹄をしてやれれば理想なんだろうな。

12月の雨

雨 最高気温:6.3℃ 最低気温:-1.8℃

12月ともなると、
大概空から降ってくるのは雪なんだけど、今日は雨。
冬の雨は冷たく、あまり望ましいものではないな。
これが冬が終わりだったりすると、
久しぶりに雨音を聞いて春の訪れを感じたりするんだけど。

上士幌豚の角煮

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曇り 最高気温:2.2℃ 最低気温:-3.0℃

上士幌豚を使った角煮。
味の決め手となるのは、
日本最南端の有人島である波照間島の知人が、
わざわざ送ってくれる波照間黒糖のコクと甘味、
そして故郷愛媛の義農醤油の奥深くまろやかな塩分。
上士幌豚、波照間黒糖、義農醤油の組み合わせは最高。

六花亭の皿

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晴れ 最高気温:3.0℃ 最低気温:-7.6℃

お気に入りの六花亭の皿。
センスが良く、どんな料理にも合うので重宝している。
料理は器で印象も変わるし、
器も含めて一つ一つの料理なんだろうなと思う。

美味しいハンバーグ

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晴れ 最高気温:0.8℃ 最低気温:-7.8℃

上士幌のAコープ「ルピナ」で、
上士幌ナイタイ和牛や上士幌豚の挽肉が、
普通の合挽きの挽肉並みに安く売られている事があって、
そういう時は迷わず買ってハンバーグに。
素材が抜群なので、間違いなく美味しくなる!
和牛にしろ豚にしろ、上士幌の美味しい肉が、
100g100円以下で買える事があるのはとてもありがたい。

雛に牛乳豆腐

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曇りのち晴れ 最高気温:3.0℃ 最低気温:-1.6℃

の雛に与える餌は特別な餌を与えるわけではなく、
うちでは牛乳豆腐を与えている。
牛乳豆腐は、雛の餌食いも良いし散らかさないし、
生育も良いので、一番良いかなと思っている。
そう考えると、も猫も牛乳豆腐を毎日のように食べ、
すくすく元気に生きているのは牛様のおかげかな。

祝杯の受胎確認

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曇り時々晴れ 最高気温:2.9℃ 最低気温:-3.4℃

うちは不受胎により淘汰された牛を導入し、
受胎させる事で増頭しているわけだけど、
少しでも受胎率を上げるため色々と試している。
まずうちにやってきたら隣になる牛との相性を確認し、
相性が良さそうな牛と隣同士にする。
どうもいまいちだと感じれば2頭分のスペースを与え、
ストレスなくゆったりと過ごせる快適性を大切にすると共に、
必要とあらば蹄や子宮の治療もする。
そして乳量をある程度犠牲にしてでも草主体の餌に変えてやり、
それで良い発情が来る事を期待して待つ。
うまく発情が来れば特濃精液2本か後代検定精液を授精し、
受胎してくれる事を期待するわけだけど、
導入してしばらくは環境の変化による刺激もあって、
大概、21日という発情周期は乱れる事が多く、
受胎してなかった場合、再発情が1~2週間で来る事があるため、
まだ21日経たないからと安心しないで、
毎日、一日3~4回は発情確認をする時間を設けている。
うちはパドックも放牧地もなく繋ぎっぱなしで、
乗駕行動などを確認できず、
発情徴候の弱い牛は普段とほとんど変わらない場合もあるため、
横臥した際の粘液漏出を絶対に見逃さないようにしている。
注意深く観察していると発情を見逃す事はまずないため、
妊娠鑑定までいけばほぼ受胎しているし、
受胎してない牛は次の発情でまた授精する事になる。
そういう事を繰り返し、それでもダメなら、
ホルモン剤を使用したり、その他、色々試す事はあるんだけど、
基本的には牛のコンディションを整え、
ストレスの少ない環境を与えた上で、
草を沢山食べさせるというのが大事な気がする。
うちは頭数が少ないし、徹底した個体管理は出来るので、
群管理で弾かれてしまった牛が再起するのかもしれないな。

そういうやり方で今まで導入してきた不受胎牛は、
全頭受胎させてきたわけだけど、
今日は特に嬉しい受胎確認となった。
不受胎で淘汰されてうちに来た牛の1頭で、
初産で分娩から1年8ヵ月が経過しているにも関わらず、
いまだに日乳量30キロを超える抜群の泌乳持続性を持った牛が、
今日妊娠鑑定をしたところ無事に受胎を確認。
今まで導入してきた牛の中でも屈指の体型と能力を持っていて、
是が非でも受胎させたかった牛だけにとても嬉しい。
来夏のお産が楽しみだ。
生まれてくる子牛が雌だったら、
経済的に苦しくても何が何でも絶対残し後継牛としたいと思う。
もちろん夜はサッポロクラシックで祝杯!

ビールと発泡酒

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曇りのち晴れ 最高気温:1.7℃ 最低気温:-6.6℃

普段は高価なのであまり飲まないビール。
それでも、導入した期待の大きい不受胎牛が受胎してくれたり、
後継牛が欲しいと思っていた牛が雌子牛を分娩してくれたりと、
何か良いことがあった日はビールを飲んだりする。
ビールと言えば、個人的に麦芽100%のサッポロクラシックが好き。
北海道産の生ホップを使った限定醸造の富良野ビンテージが、
最近では冷蔵庫に入っていて消費されるのを待っている。
まあビールは特別な時として、普段は発泡酒になるわけだけど、
発泡酒の中では、セブンイレブンで88円で売っている、
ベルギーの発泡酒「ベルモルト」がお気に入り。
値段の割に美味しいと思う。

さようなら「0001」

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晴れ 最高気温:1.2℃ 最低気温:-8.6℃

子牛が生まれたら順次耳標を付けるんだけど、
先日11月25日に生まれた雄子牛に付けた耳標の拡大四桁が、
「0001」という記念すべき番号だった。
でも雄なのでもちろん生後1週間で売却となり、さようなら。
雌子牛だったら良かったのになぁ。

生後一ヶ月の雛達

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晴れ 最高気温:3.7℃ 最低気温:-6.2℃

11月2日に孵化した雛4羽のうち、
1羽が弱って死んでしまったものの3羽は元気に育っている。
生まれて1ヶ月も経つとこんなに大きくなり、
もうそろそろ他の達と一緒にしても良い頃。
ただ、雛はどうしても寒さに弱いので、
それをいつにしようか悩み中。
あまり早く入れると寒さで死んでしまうからなぁ。
かと言って、
いつまでも家の中に置いておくことも出来ないんだけど。