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翡翠鶏の雛が孵化

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晴れのち雪 最高気温:2.2℃ 最低気温:-7.7℃

前回雛が孵化してからまた新たに温めていた卵が割れ始め、
今回は翡翠の雛が4羽孵った。
ただ、最後の1羽は1日遅れで孵化し始め、
殻を割る力も弱そうだったので手で割って出してやって、
体も他の雛に比べて一回り小さいだけに、
うまく生き残って欲しいけどどうだろうなぁ。

いよいよ冬がやってきた

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雪のち晴れ 最高気温:1.6℃ 最低気温:-4.1℃

昨晩のうちに雪が積もり、あたり一面銀世界、
も猫も大はしゃぎ。
冬は寒くて大変な部分も多いけど、
この雪景色の美しさは何物にも代えがたく、
やっぱり冬こそが北国の魅力だとつくづく思う。
季節感の乏しい南国より、季節感溢れる北国が好きだからこそ、
こうして四国の愛媛から北の大地へやってきたわけだけど。
そういえば久しぶりに愛のポーレの写真。
最近は酪農、牛ネタが多く、が登場する機会は減ったけれど、
は変わらず家族の一員として元気です。

トラクター復活

晴れのち雪 最高気温:3.2℃ 最低気温:-1.2℃

クラッチの故障でトラクターを修理に出して約1週間、
ようやく修理も終わって戻ってきて、
やっと手作業でのTMR給与から解放された。
早速、たまっていた堆肥を移動すること数時間、
正常なクラッチってこんな感じだったんだなぁとしみじみ。

続・2頭の子牛誕生

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雨のち晴れ 最高気温:10.2℃ 最低気温:0.9℃

3779の体温が下がって半日後に体温が下がった3802、
3779に遅れる事ちょうど半日で雌子牛を分娩。
体温測定による分娩予測はかなり正確で、
分娩を知らせる機器や監視カメラのないうちにとって、
地道な体温測定は監視体制を特定の日時に絞る事が出来、
見回りでそんなに大変な思いをする事はなくなった。
さて、分娩後に母牛にはいつも通り味噌汁を与えたところ、
3802はあまり味噌汁が好きじゃなく飲まなかったんだけど、
今回お産した3779も3802も、そして2頭の子牛も、
特に問題はなくみんな元気でなによりだった。

2頭の子牛誕生

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雨 最高気温:9.4℃ 最低気温:0.3℃

昨日の朝から体温が下がっていた牛(3779)が、
今朝の日の出前、午前2時過ぎに産気づいて、
午前3時に雄子牛を分娩した。
この牛はとても能力の高い牛であるばかりか、
精液はお気に入りのオーシャンを付け、
なんとか後継牛を取りたいと思っていただけに、
子牛が雌じゃなく雄でがっかり。
今は亡きオーシャンの血を引く後継牛が欲しかったんだけど、
オーシャンを交配した牛は全部雄子牛を分娩し、
この牛が最後だったのでオーシャンは全滅、
1頭もオーシャンの娘牛を得る事が出来なかった。
こんな事なら全頭オーシャンを付けておくか、
まだ精液が手に入る内に取り寄せておくんだったな・・・。
まあでも、とりあえず母子ともに元気でホッと一安心。
この母牛は恐らくうちでエース級に活躍してくれると思うので、
大事にしなくては。
そして午後、また産気付いた牛がいて・・・
~明日の日記に続く~

※「オーシャン」:種雄牛「サリー RCA オーシャン ET」の事

ネギからネギへ

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晴れ 最高気温:7.1℃ 最低気温:-1.3℃

先日、ご近所の方にネギを頂いたので、
そのお礼に伺ったところ、またネギを頂いてしまった。
このネギ、とても甘くて美味しいんだよなぁ。

頭隠して尻隠さず

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晴れのち曇り 最高気温:7.8℃ 最低気温:-2.9℃

頭隠して尻隠さずとはまさにこの事かな。
何をやってるんだか・・・(笑)。

忙しい一週間

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晴れのち曇り 最高気温:6.9℃ 最低気温:-2.0℃

今週はトラクターのクラッチ破損により、
TMR給与が手作業となったのを始め、
うちの会社経営にかかる打合せを数回、
それに伴う資料作成や今後の事でバタバタだった。
うちは酪農そのものは、
こじけた初妊牛11頭という酷いスタートラインから立て直し、
右肩上がりで順調に来ていて、
牛もほとんどコストをかけることなく増やせているし、
経済的には完全に独立してやっていけるようになったものの、
自分が設立した会社じゃないだけに当初の問題が残され、
整理のついてないところがあって苦慮も多い。
これらの問題すべてにある程度整理がついて初めて、
ただ代表取締役を務めるだけじゃなく、
自分自身が完全にオーナーになる道を選択できるし、
そうならなければ今頑張ってる事も無駄になるばかりか、
本当の意味でこの地に根差す事が出来なくなってしまう。
やっぱり自分自身、
酪農家として新規就農したいという想いがあっただけじゃなく、
この地に魅力を感じたからこそ、
いばらの道である事が分かりながら、
リスク覚悟で今の会社の代表取締役を引き受けるという形を取った。
最初に導入する事になった育成でこじけた牛達は痩せすぎていて、
分娩前後でも全く乳房が張らないという酷い状態、
その後導入予定だった牛は一切入ってこないばかりか、
全く土地基盤を持たないという最悪のスタートでも我慢し、
軌道にのせるべく必死でやってきたつもり。
順調に立て直せて、牛も増やして乳量も伸ばしてこれたのも、
町内の方、地域の方の協力や支えがあったからでもあるし、
だから何とかここで一酪農家として根を張りたい気持ちは強い。
まあその事で自分の出来る事は限られているんだけど、
将来自分が本当の意味で完全に独立出来た時を見越し、
動ける部分は動き、築く部分は築いておかねばならない。
その時は多分、近々やってくるはずなので・・・。

ホースラディッシュ

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曇り 最高気温:6.8℃ 最低気温:1.5℃

ホースラディッシュ(西洋わさび)をちょこっと収穫。
収穫後の頭の部分を切り取って土に戻しておけば、
また来年には同じように収穫できるし、
強健で手間いらずな有難いハーブの一つ。
うちでは摩り下ろしてわさびとして使うんだけど、
ご飯に載せて醤油をかけるだけでも美味しい。

トラクターのクラッチ破損により・・・

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晴れ 最高気温:6.5℃ 最低気温:0.3℃

うちの古いトラクターは最初からクラッチが滑っていて、
経営的にもう少しゆとりが出来れば修理しようと思い、
半クラにはしないように気を付けて使っていたものの、
ついにクラッチを繋いでも、
常に半クラのような状態になってしまったので、
諦めて整備工場へ修理に出す事にした。
うちには他にトラクターやタイヤショベルはなく、
これでTMRを給餌機に入れる事が出来なくなったので、
手でほぐしてフードカーに入れ、せっせと運んで、
手作業で牛に与えるしかなくなってしまった。
トラクターが直るのは来週になってしまうらしいので、
それまでこの作業が続く。

うちの牛乳と卵でプリン作り

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雨のち曇り 最高気温:6.6℃ 最低気温:3.2℃

うちの牛乳と卵を使って何か作ろうかなと思い立ち、
クリームブリュレ風のプリンを作ってみた。
あえて生クリームを使わず、
材料はシンプルに牛乳、卵、砂糖、ラム酒のみ。
あっさりしたクリームブリュレのような感じにうまく仕上がり、
自分なりに結構満足。
これはリピートして時々作ろうかな。

奥尻島のホッケ

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晴れ 最高気温:10.8℃ 最低気温:-1.8℃

いつもお世話になっている奥尻の方より、
奥尻時代は散々私の食を支えてくれたホッケが届いた。
いつもいつもありがとうございます!
奥尻では晩秋から早春にかけてよくホッケが釣れ、
私も奥尻ワイナリーで働いて帰宅する途中の漁港で、
ワームを付けて釣糸を垂らせば、
5分に1本ペースで釣り上げられたものだった。
だから冬は毎日のようにホッケを食べ、
つくづくお金がなくても食に困らないだと、
恵まれた自然環境にただただ感謝していたのを思い出す。
ホッケを使った料理で特に好きなのは、
しゃぶしゃぶとフライ。
今回もフライにしたところとても美味しく、
それと共に、なんだか懐かしく感じたなぁ。

集乳量・初の1トン超え

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曇りのち晴れ 最高気温:8.9℃ 最低気温:-1.1℃

ミルカーで搾った牛乳はパイプラインを通って、
バルククーラーという冷却タンクに入り、
2日に1回、集乳車が吸い出していくわけだけど、
今日、ついにその集乳量が初めて1トンを超えた。
去年の4月、初めて牛乳をバルクに入れた際は、
2日分の牛乳でも底の方にしか溜まってなかったのが、
今では1250キロの開放式バルクがいっぱいになりつつあり、
なんとも感慨深い。
さらに乳量が増えてくれば、毎日集乳になるだろうし、
ゆくゆくはより大きなバルククーラーに、
入れ替えるという事になるんだろうな。

3頭の不受胎牛導入

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晴れ 最高気温:8.8℃ 最低気温:-0.3℃

初産で不受胎により淘汰された牛3頭を導入。
今回も全頭受胎させられるよう頑張ろう。
こうして導入してきた牛達は受胎後すぐに乾乳にするので、
即戦力として搾乳する期間は短く、乳量も少ないんだけど、
とりあえずこれで経産牛が27頭になった。
来春以降、分娩を迎える牛がドッと増えるので、
今は乾乳牛が沢山いるんだけど、楽しみが増えてきたな。

白鳥

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雨のち晴れ 最高気温:6.3℃ 最低気温:-0.6℃

越冬のために飛来してきているであろう、
畑にものすごい数の白鳥がいた。
写真の外にこれの何倍もの白鳥がいて、
これだけの数がいるとそれはそれは見事だった。
中標津に住んでいた頃は、
よく屈斜路湖畔の無料温泉露天風呂のコタン温泉で、
真冬に白鳥を見ながら入ったのを思い出す。

スパゲティ&モントーネ PASTA

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晴れ 最高気温:3.8℃ 最低気温:-6.2℃

帯広にある創業26年のパスタ屋さん。
目立たないところにある小さな店だけど、
かなりの人気店らしく、訪れる人が絶えない。
ここはオリジナリティがあって、味も量も文句なし。
しかも平日ランチタイムだと、
たらこバターのボイルドポテトとコーヒーセットが100円!
ただし、このコーヒーのセットは食前に来るというのと、
最初の注文ですべて頼んでおかないと、
追加注文は一切受け付けてくれないのでご注意を。
パスタの量は全て150g、大盛りは200円プラスでなんと300g、
でも大盛り1皿を複数人で分け合うのは禁止。
メニューはソース、具、トッピングを選ぶスタイルで、
かなり独創的なメニューとなっている。
今回頼んだのは、
ソース:デミ、具:モントーネ(羊肉)、トッピング:生卵、
これで780円。
どんぶりのような器にどさっと盛られたパスタは、
味も美味しくお腹いっぱいになった。
なかなか羊肉をジンギスカン以外で食べる機会がないので、
そういう意味でも貴重なメニューなのかも。
あと、個人的にパスタは100gでは少ないと感じるので、
これくらいの量があると満足度が高くて素晴らしい!

十勝ワイン・ジェネシス

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晴れ 最高気温:4.4℃ 最低気温:-5.9℃

十勝ワイン50周年の記念して発刊された50年史、
200ページにも及ぶ「十勝ワイン・ジェネシス」。
内容は非常に興味深く、
十勝の気候に合った葡萄品種の作出から、
ワイン文化のないところでのワイン造りの試行錯誤等、
行政だからこそ成し得た部分もあるだろうし、
とてつもない事を町として取り組んだ事に敬意を抱く。
特にオリジナルの品種を作り出すという作業は、
途方もない年月と資金、そして根気が必要となるため、
40年がかりで作出した「清舞」と「山幸」は、
偉大な遺伝的財産だと思う。
今後も新品種作出の試みは続けられるだろうし、
念願である白品種の誕生もいつかは達成されると思う。
そういった新品種の葡萄からどんなワインが造られるのか、
今後の十勝ワインも目が離せない。

タイヤ交換

晴れ 最高気温:2.2℃ 最低気温:-6.7℃

すっかり寒くなり、雪が舞うようになってきたので、
車のタイヤを冬タイヤに交換した。
去冬は牛の頭数も少なくて牛舎内の水道凍結が酷く、
一日に何度も配管やウォーターカップにお湯をかけ、
地道に解氷してたっけ。
今冬は牛の頭数は倍増しているし、
牛の体温で大分暖かくなってると思うんだけど、
どうかなぁ・・・。

りんごゼリーのデコレーションケーキ

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晴れのち曇り 最高気温:2.6℃ 最低気温:-5.1℃

うちのご近所の農家さんがやっているケーキ屋、
「ピーコック」さんのデコレーションケーキ。
自家栽培リンゴのゼリーで彩られ、とてもおいしい。
りんごの他にも、ルバーブ、ラズベリー、ブルーベリーなど、
栽培している果物やハーブを使ったケーキが色々あって、
グリゾンやシュークリームといった定番はもちろん美味しいけど、
こういった季節のケーキももう一つの楽しみ。
自家栽培や自家生産のものを加工して提供するというのは、
商売に繋げるかどうかは別として、幸せな事だと思う。

ちょっとだけ葡萄の剪定

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雨のち曇り 最高気温:8.2℃ 最低気温:-0.5℃

先日、つららイルミネーションライトを設置した葡萄垣根を、
昨日、一足早く葡萄の剪定をして、すっきりさせた。
これから、馬糞堆肥と苦土石灰を苗木の根元に入れ、
余裕があれば杭にアンカーを打って、
訪れる冬に備えたいんだけど、
機械はなく全て手作業でという事を考えると、
そこまでやる余裕があるのかちょっと微妙かな・・・。

葡萄垣根につららイルミネーション

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晴れ 最高気温:4.7℃ 最低気温:-4.6℃

葡萄畑は葉も落ちて殺風景になってきたのもあって、
家の前にある葡萄垣根の一番上の番線に、
つららタイプのイルミネーションライトを付けてみた。
葡萄垣根の有効利用にもなるし、
周りに全く明かりがないので、夜が華やかになった。
来年は木にもイルミネーションを付けようかな。

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雨のち晴れ 最高気温:10.1℃ 最低気温:-0.4℃

昨晩から今朝にかけて暴風雨で大荒れ。
雨こそそれほどでもなかったけど、風が強くて、
最大瞬間風速は25.3m、最大風速は13.2mで、
いずれも上士幌の観測史上1位の記録を更新した。
ただ、朝の搾乳が終わる頃には雨もやんで太陽が出てきて、
綺麗な虹が見えた。
こういう虹は時々見られるんだけど、
何となく朝から得した気分になるなぁ。

ブランデー葡萄酒

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曇り時々雨 最高気温:12.6℃ 最低気温:6.1℃

今回収穫した葡萄で仕込みに使ったのは山幸ばかりで、
量も少なかった清舞はそのまま残っていた。
どう利用しようか考えた挙句、
最終的にはブランデーに漬け込んでおく事に。
焼酎ではなくブランデーにしたのがささやかなこだわり。
なぜならブランデーは葡萄が原料だし、
要するにワインを蒸留したものなので、
そこにワイン葡萄を漬け込むとどんな果実酒になるのか、
ちょっと気になったというだけの事なんだけど。
ブランデー葡萄酒、どんな仕上がりになるのかな。

森林と木工の町・置戸町

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晴れ 最高気温:13.5℃ 最低気温:0.8℃

昨日の日記に続き、陸別町から置戸町へ。
置戸町は森林と木工の町で、林業が盛ん。
人口は約3,300人、実はここ上士幌町と隣接していて、
上士幌から足寄を経由しないで直接置戸へ行くには、
十勝三股から林道を通って勝北峠を越えると、
おけと湖に抜けられる。
まあこのルートはあまり一般的ではなく道も悪いので、
普通は足寄の芽登方面から向かうのが近いかな。

置戸で用足しを終えた後、
前から訪れてみたいと思っていたオケクラフトセンターへ。
ここは置戸町内の工房が作った木工作品が展示販売されていて、
標準価格の2割引きで買う事が出来る。
木の器は温かみがあって、
熱が伝わりにくく、軽くて丈夫なので好き。
見ているとあれもこれもと欲しくなるんだけど、
ちょっとしたものだけ買って、グッと我慢して後にした。
また今度、何かの記念に合わせて買いに来たいなぁ。

日本一寒い町・陸別町

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晴れ 最高気温:12.4℃ 最低気温:-1.2℃

用事もあって置戸町へ行くついでに、陸別町にも寄ってみた。
陸別は冬にオーロラを観測出来る事もある、日本一寒い町。
ここ上士幌からは隣の隣町になり、車で1時間もあれば行けるんだけど、
陸別は十勝の北東端に位置していて、
この先はオホーツク総合振興局(網走支庁)になるため、
なかなか行くことがない町だった。
陸別は上士幌と大して距離が離れていないにも関わらず、
その地形は周りを山に囲まれた盆地のため寒暖の差が非常に激しく、
真夏は30℃を越える一方、真冬は氷点下30℃を下回る事がしばしばあり、
「70度の温度差のある町」という表現をされることもあるらしい。
陸別の1月の平均最低気温-20.2℃と、平均気温-11.4℃は、
富士山を除く日本全国のアメダスでは最も低く、
ここ上士幌では一番寒い1月の平均最低気温が氷点下13℃程度なので、
平均最低気温でいっても7℃以上寒く、
「日本一寒い町・陸別」を観光の目玉にしている。
また、アメダス以外にも、
非常に高精度な機器を使った陸別しばれ技術開発研究所が設置されていて、
陸別中心部以外、下陸別と関の2地点で独自観測も行い、
2000年1月27日に下陸別で-37.7℃、関では-40℃を下回り計測不能という、
同じ北海道とは思えない寒さを誇る。
オーロラといえば北欧やカナダがよく知られているけど、
日本でもこの陸別であればオーロラが観測できる事があるというのは、
なんであんまり知られてないんだろうな。

そんな陸別に入るところにあるカントリーサインは「しばれ君」。
北海道弁で寒さを意味する「しばれ」から作られたキャラクターで、
しばれフェスティバルの広報に活躍し、
相方に「つららちゃん」というキャラクターもいる。
陸別の市街地に入ってまず目に付いたのは、
陸別町農協の建物に埋め込まれているホルスタイン。
陸別は酪農と林業の町で、酪農に力を入れているのがよく分かる。
そして2006年に廃線となったちほく高原鉄道、
ふるさと銀河線の陸別駅は道の駅としての機能を果たしていて、
線路や列車メーテル号がきちんと保存されていて素晴らしい。
線路は陸別駅~分線駅~川上駅まで残されていて、
ふるさと銀河線りくべつ鉄道として鉄道の動態保存と活用を目的に営業し、
実際に使われていた気動車を使い、
1.6km、80分にも渡って点検作業や運転体験が出来るプランもある。
よく廃線になった鉄道はすぐに線路が撤去され、
駅舎すら残ってないところが多くあるけど、
これだけの線路と気動車、駅舎をきっちり残して活用している陸別は、
ただただ素晴らしいと思う。
ちなみに陸別町の人口は約2500人と上士幌町の約半分。
でもバーがあったり、ものすごい辺境に喫茶店があったり、
なかなか興味深い町だった。
そして陸別町を後にし、いざ置戸町へ。
~明日の日記に続く~

贅沢な鶏達

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晴れ 最高気温:11.5℃ 最低気温:1.5℃

うちで収穫した葡萄は仕込みも終わり、
搾汁した後の搾りかすがたくさん出たのでの餌に。
初乳豆腐と共に与えているので、
達にとってはとても贅沢な餌になっている。

カラマツの黄葉

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曇りのち晴れ 最高気温:12.7℃ 最低気温:4.5℃

カラマツの黄葉が綺麗な時期になった。
カラマツが落葉すると、いよいよ冬はすぐそこ。
晩秋の美しさだなぁ。

4羽の雛が孵化

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晴れ 最高気温:12.1℃ 最低気温:-1.8℃

10月31日~11月1日にかけて4羽の翡翠雛が孵化。
今回は1ヶ月冷蔵庫に入れておいた卵を、
孵卵器に入れてみたんだけど、
意外とちゃんと孵化してくれて、
冷蔵しても有精卵はそう簡単には死なないというのが分かった。
夜は寒いので、雛のためにストーブを付けてやらねばならず、
今度は夏に孵化するようにしようかな。

変化の大きかった10月の総括

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晴れ 最高気温:11.0℃ 最低気温:-1.3℃

10月は牛の飼料給与形態を分離給与からTMR給与に変え、
色々とバタバタした1ヶ月だった。
うちは乳房炎になる牛は年に2~3頭位のものなんだけど、
この月は餌の変更のストレスもあり、
TMRに付いていけない牛が立て続けに3頭乳房炎に。
もちろん乳汁検査に出してもいずれも菌マイナスだったので、
抗生物質を使わず、地道に搾って治したものの、
異常乳を廃棄し続けるのは切なかった。
うちは頭数も多くなく、出荷乳量も同じく多くはないので、
1頭でも体調を崩したり、トラブルを起こしているにも関わらず、
前搾りで気付かずそのまま搾ってしまうと、
バルク乳の体細胞数はビックリするくらい跳ね上がるので、
とにかく丁寧に丁寧に搾乳作業をしていた。
そんな中、喜ばしいニュースといえば、
昨年12月に導入した初産の不受胎牛が、
ついに受胎してくれた事かな。
今まで導入してきた不受胎牛は13頭、
そのうち、この1頭だけが受胎せず苦労していたんだけど、
これで導入牛全頭が受胎してくれて、
淘汰する事なく次に命を繋げられる事になった。
この牛は、発情→授精→発情→授精→・・・を何度繰り返したことか、
繁殖台帳がいっぱいになる位、ひたすら授精し続け、
乳量も落ち、もうそろそろさすがに潮時かなと思い、
9月にラストチャンスだと授精したのを、
この牛は本当に最後の最後で見事にモノにしてくれた。
牛自体は良い牛だし、どの牛も淘汰されてうちに来ているものの、
最初に導入した11頭の牛よりも遥かに体型は良く、
うまく受胎して二産目を迎えることが出来れば、
少なくとも日乳量40キロは期待出来る牛ばかりだし、
うちでは頭数を揃えたいのもあって極力淘汰はしたくないので、
諦めなくて良かったと感無量。
ただもう乳が大して出なくなっていたので、
早速翌朝には乾乳にし、約半年間の長いお休みに入った。
ゆっくり休んで、来年の初夏、元気な子牛を産んで欲しい。