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大晦日は牛舎の大掃除

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晴れ時々雪 最高気温:1.9℃ 最低気温:-9.1℃

激動の2012年もいよいよ終わり。
幸い気温が高かったので、
牛舎の大掃除を兼ねて、
バーンクリーナーのこびりつきをノミとハンマーで落とす。
カチンコチンに凍結しているとなかなか落とせないので、
ちょうど良かった。
夜は毎年大晦日恒例のすきやき、
そして年越し蕎麦ではなく、
すきやきの残りにうどんを入れて年越しうどんに。
今年もこうして無事に終える事が出来、
牛、などの動物たちに、
そして支えてくださった沢山の方々にただただ感謝。
本当にありがとうございました。

今年最後の牛乳出荷

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曇り後雪 最高気温:3.2℃ 最低気温:-11.4℃

2日に1回の牛乳集荷日、今年は今日が最後。
振り返ってみると今年は激動の一年で、
2月21日に牛を14頭導入し、
水道が凍結して復旧の見通しが立たなかった事から、
もちろんウォーターカップが使えるわけもなく、
1ヶ月くらい牛にバケツで水やりをしていた。
そして3月18日に最初の子牛分娩を迎え、
パイプラインは使えないし、バケットミルカーはないしで、
今時まずやらないであろう手搾乳での酪農スタートだった。
約1ヶ月の間に7頭の分娩を終え、
ある程度の乳量が確保出来るようになった事から、
パイプラインでの搾乳を開始、バルククーラーに貯乳し、
4月18日に牛乳を初めて出荷するに至った。
頭数が少ない事から決して経営は楽ではないものの、
半年以上、乳房炎を1頭も出す事もなく、
牛乳の体細胞数も概ね1~3万の範囲で収まり(最低記録は9千)、
治療牛もおらず、牛乳を廃棄する必要がなかったため、
何とかやってこれた気がする。
乳房炎にしないため、
牛床は綺麗に保つとともに週2~3回石灰を散布し、
搾乳はミルカーが自動離脱はしないので、
分房ごとにミルカーを外し、最後の1分房への負担を軽減するため、
必要ならば手で後搾りをして搾りきってきた。
さらに、前搾りで少しでもいつもと違う時は、
早めにミルカーを外して手で搾りきると共に乳房に消炎剤を塗布、
一時的に体細胞数が上がる事はあっても、
どの牛も乳房炎にはならず治まってくれた。
導入したのはブラウンスイス1頭とホルスタイン4頭、
ブラウンスイスは雌子牛を分娩し初の後継牛をもたらしてくれ、
ホルスタインは即戦力として頑張ってくれている。
来年は牛達も二産目を迎え、いよいよ管理も大変になるだろうけど、
分娩前後の事故や、乳房炎にしないよう極力注意し、
少しずつでも経営的に余裕が出てくれば良いなと思う。
後継牛であるブラウンスイスのウイユも育てつつ、来年も頑張ろう!

手作りチーズバーガー

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晴れ 最高気温:-6.3℃ 最低気温:-16.4℃

チーズとバンズから手作りのチーズバーガー。
チーズは先日作ったサンマルセランチーズ

日中は年越しを前に買い出しに出掛け、
食材や防寒グッズなどを買うとともに用足しをすると、
来年の日めくりカレンダーを頂いた。
最近は日めくりカレンダーはあまり見かけなくなったものだけど、
個人的にはとても好きなカレンダーで、嬉しかったな。
毎日ビリっと日付をめくるのが何となく好き。

水道配管にバルブ取付

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晴れ 最高気温:-4.1℃ 最低気温:-20.7℃

牛舎の水道凍結を少しでも防ぎ、解凍の手間を減らすため、
牛舎の牛の入ってない奥半分に水がいかないよう、
バルブを取り付けてもらった。
これで解凍するのは真ん中に近い何箇所かだけになり、
負担も減るし、配管が弾け飛ぶ程の凍り方はしないだろう。

年賀状

雪後晴れ 最高気温:-9.0℃ 最低気温:-13.8℃

本来であれば25日に出そうと思っていた年賀状、
プリンターのトラブルにより印刷不可能となり、
2日遅れてようやく出すことが出来た。
メールも普段であれば良いんだけど、
やっぱりアナログな年賀状は大事にしたいと思っている。

半額クリスマスケーキ

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曇り後雪 最高気温:-6.6℃ 最高気温:-18.6℃

上士幌町農協のAコープ「ルピナ」と「セイコーマート」へ行くと、
売れ残ったクリスマスケーキが半額で叩き売りされていたので、
年末まで食べられるかもと、ついついたくさん買ってしまった。
甘いもの、好きなんだよなぁ。

クリスマスディナー

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晴れ 最高気温:-.6.8℃ 最低気温:-16.8℃

今年のクリスマスディナーは、
絞めたうちの烏骨鶏のロースト、
手作りサンマルセランチーズと烏骨鶏ローストを使った照り焼きピザ、
鶏肉のパプリカ煮や手作りパニールのフライなどなど。
うちの牛乳(チーズ)、うちの鶏をふんだんに使えたんじゃないかな。
いつもならクリスマスケーキも手作りするんだけど、
色々と余裕がなく、ご近所の農家さんがやっているケーキ屋、
「ピーコック」に頼んで作ってもらった。
ピーコックでどういうケーキにするか打ち合わせした際、
ずっしり重くてしっとりしているチョコブラウニーはどう?と言われ、
低カロリーとは対極をいく、その素晴らしい提案に拍手。
出来上がってきたのが写真奥の四角いチョコブラウニー。
やっぱりケーキは甘くて重たくてしっとりしてるのが一番。
あまり甘くない、軽くてヘルシーなんて嫌。
少し食べただけでも満足感バッチリの、
すっごく美味しいチョコブラウニーだった。

子牛ウイユと猫ハッサク

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晴れ 最高気温:-5.0℃ 最低気温:-18.5℃

ブラウンスイス子牛のウイユとのハッサクは、
どうやら遊び仲間らしい。
近くに寄ってくるハッサクにウイユは鼻面でちょっかいを出し、
それに対してハッサクはウイユにパンチで応酬。
このやりとりを見ているとなかなか面白い。

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牛達に鉱塩のクリスマスプレゼント

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晴れ 最高気温:-0.4℃ 最低気温:-9.9℃

昨日、設置してもらった鉱塩台に、届いた鉱塩を置いてやる。
牛達は一心不乱にしばらく舐め続けていた。
鉱塩は牛が必要とする塩とミネラルを補う上で大切で、
ずっと懸念していただけに、ホッと一安心。
まあ時期が時期だけに、
牛達へのクリスマスプレゼントという事にしておこう。

鉱塩台の設置

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晴れ 最高気温:-2.5℃ 最低気温:-15.1℃

ようやく牛達に鉱塩を与えられる目処がつき、
業者の方が来られて鉱塩の台を設置して下さった。
見知らぬ人が出入りしてバタバタと作業をしているにも関わらず、
うちの牛達は別に驚いて立ち上がるでもなく、
いつもどおりゆったりとしているばかりか、
すぐ傍で取り付けの作業をしていても寝ている牛もいて、
大分、人に慣れたんだなぁとしみじみ。
明日には鉱塩が届く予定だから、もう少し待っててね。

パドック直してポーレ喜ぶ

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晴れ一時雪 最高気温:-5.0℃ 最低気温:-17.7℃

小屋掃除にあわせて、壊れていたパドックの柵を直し、
ポーレが自由に小屋と出入りできるようにしてやった。
ポーレはパドックに出て沢山の雪にはしゃぎ、
ゴロをうって、フレーメンをして、大喜びだった。
寒かろうが、やっぱり外に出るのは嬉しいんだろうなぁ。

牛舎の扉修理

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晴れ後雪 最高気温:-4.6℃ 最低気温:-15.5℃

今朝は各地で12月では観測史上一番の冷え込みを記録。
隣町の本別町では氷点下24.4℃、
隣の隣町の陸別町ではなんと氷点下26.0℃。
上士幌町は盆地ではなく高原なので冷気がたまらず、
陸別、足寄、本別、池田といった池北四町とは違って、
それほど寒くならない。
夏も池北四町ほど暑くはならないため、過ごしやすいのだ。
地形って実に面白い。
まあそれでも今朝は氷点下15℃を下回ったし、
今日から1週間ほど、クリスマス大寒波がやってくるようなので、
昨日、水道凍結防止工事が終わって本当に良かった。
水道凍結防止工事にあわせて、
牛舎の扉修理もお願いし、それも完了。
上士幌に移住してくる前に行われた牛舎の改修工事が、
実はかなり酷い手抜き工事で、あちこちに不具合が出ている。
カウトレーナーはまともに電気が流れないし、
腐りかけたコンパネに重たい扉を吊っているので、
重さに耐え切れず落ちて扉が扉として使えなくなっていた。
いずれもきちんと工事をやりなおして欲しいとお願いしたものの、
地元の業者ではないし、来てくれる事もなく、
結局、こうして地元の業者にお願いする羽目になってしまった。
カウトレーナーは使えなくてもそれほど困らないので諦め、
利便性と寒さ対策を考えて最低限必要な扉・ドアのみ補修。
丈夫な柱に鉄骨を打ち込み、溶接したりし、
ようやくまともに扉が扉として使えるようになった。
工事してくれた業者の方も、
こんな酷い工事するなんてと苦笑いしていた程。
もっと直したいところは沢山あるんだけど、
それほど資金的に余裕はないし、当面これで我慢しよう。
いやはや、手抜き工事は困ったものだ・・・。

牛舎の水道凍結防止工事

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雪 最高気温:0.2℃ 最低気温:-9.8℃

何度か日記に書いているとおり、
うちの牛舎は処理室と牛のいる牛舎の間に、
何も使っていない古い牛舎を間に挟んでいて、
水道配管も牛乳のパイプラインも、
処理室から古い牛舎を通って長々と牛舎へ伸びている。
十勝は札幌や旭川など日本海側の地域とは違って、
冬は雪が少なくとにかく晴れる日が多いので、
放射冷却減少で冷え込みは強まり、
晴れの日の、日の出前後は氷点下15℃以下になる日もしばしば。
北国の人じゃないとピンと来ないだろうけど、
最低気温に関しては、
曇りや雪の日であれば高く、晴れの日だと低くなるため、
除雪はほとんどする事がない代わりに寒い。
まだ初冬ではあるけど、すでに氷点下15℃まで下がった日があり、
牛がいる牛舎は牛の熱で氷点下にはならないものの、
牛のいない古い牛舎は氷点下6℃になって、
定期的に通水したりお湯をかけたりしないと、
水道の凍結が問題になり始めていた。
今日、ようやく業者さんが来てくれて、
水道配管を天井から少し下げ、凍結防止帯を巻いて下さった。
これはサーモスタットがついているので、
温度が下がれば自動的に加温され水道が凍結しない。
これで昨冬みたいに水道が使えず、
牛の飲み水をバケツでせっせと運ばなくて済むと思うと、
ホッと一安心。

手足伸ばして寝ちゃいます

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曇り後雪 最高気温:-0.4℃ 最低気温:-8.0℃

写真のホルスタインは先月導入した牛なんだけど、
必ず1.5頭分のスペースを取って手足を伸ばして寝てしまう。
おかげで隣にいるブラウンスイスのポピーは、
うまくタイミングを計らないと横になる事が出来ない状態。
う~ん・・・。

雪にはしゃぐ猫達

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雪 最高気温:0.2℃ 最低気温:-4.7℃

雪の一日で、除雪に追われる。
今冬は雪が多いなぁ・・・。
一方、外たちはこんな天気でもお構いなしで、
元気いっぱい、雪にまみれながら遊んでいる。
ってコタツで丸くなるんじゃないのか???
まるで犬のようにはしゃぐ達は何とも微笑ましいけれど。

ウイユ感涙

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晴れ後雪 最高気温:-2.7℃ 最低気温:-10.8℃

ミルクが欲しくて、直前には涙を流すウイユ。
どんどん力強くなっていて、体も目に見えて大きくなってきた。
今日からスターターの給与も始め、餌の味を覚えさせている。

手作りサンマルセランチーズのピザ

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晴れ後曇り 最高気温:0.0℃ 最低気温:-11.7℃

先日ブラウンスイスの乳で作ったサンマルセランチーズ
贅沢にもピザ作りに使ってみた。
酸凝固チーズであるパニールや牛乳豆腐(カッテージ)と違って、
サンマルセランチーズは乳酸発酵を伴うレンネット凝固チーズなので、
熱を加えると、とろけるという特徴がある。
このピザは、チーズ・生地・バジルソース全てが手作りで、
その原料も、生地に使う小麦粉だけは自家生産じゃなく十勝産だけど、
チーズとバジルソースの原料である、牛乳とバジルは自家生産。
ここまでこだわって作るピザなので、とても美味しい!

気ままな猫達

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晴れ 最高気温:-3.7℃ 最低気温:-11.3℃

風のない穏やかな日は、
猫達は庭にある檜に登って休んでいる事がある。
お腹もいっぱいで満足なんだろう。

改めてお礼

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晴れ 最高気温:-1.1℃ 最低気温:-11.2℃

昨日は、レザンの死に際し、色々とありがとうございました。
この場を借りてお礼申し上げます。
懸命に治療して下さった獣医さん、
治療の手伝いに駆けつけて下さった方々、
最後のお別れに来て下さった方々、
沢山の暖かい励ましのメールやメッセージを下さった方々、
本当にありがとうございました。
レザンは沢山の人に愛されて幸せなでした。
頂いたメールやメッセージは全てお返事をさせて頂きますが、
少々お時間を頂けると幸いです。
寂しがっていたポーレも落ち着きましたし、
心にポッカリと穴があいてはいますが、
いつもどおりの生活に戻っています。
こんな時、無邪気で可愛らしい子牛のウイユの存在は、
笑顔を取り戻させてくれる有難い存在です。

愛馬レザンの死

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晴れ 最高気温:-0.7℃ 最低気温:-10.2℃

何と言うか・・・言葉に出来ない辛い一日だった。
朝の搾乳後、に餌をやりに行くと、
いつもは大はしゃぎで寄ってくる愛のレザンが、
パドックから中へ入ってこない。
何かすごく嫌な予感がしてパドックへ行くと、
か細く嘶くレザンが立ち尽くしていた。
これは様子がおかしいと思い、歩かせてみると、
3、4歩歩いたところで前膝を折り倒れてしまった。
立たせようとしても立てる感じではなく、獣医さんを呼ぶ。
獣医さんが来るまでの間、
電解質をシリンジで飲ませてやり、毛布を体にかける。
獣医さんが来て治療が始まってからも、
目の輝きはどんどん失われていくばかり。
結局、正午過ぎ、大きく深い息を吐き、
そのまま息を引き取ってしまった・・・。

今はこうして酪農家になり牛を飼っているけど、
はサラリーマン時代から伴侶として飼い、10年近くなる。
を飼い始めてから今に至るまで、
を病気にしたり、獣医さんに診療を頼む事もなく、
も生産し、世代を繋いできた。
上士幌に連れてきたポーレとレザンの2頭は、
どちらも自家生産馬であり、
ポーレは種雄馬にし、そしてレザンはその娘馬にあたる。
中標津から奥尻へ、そして奥尻から中標津
さらにはここ上士幌へと、
私が移住する先々へと共に連れ添ってきた家族同然の2頭。
その内の1頭が死んでしまったのは、
片腕をもがれたような気持ちになった。
ポーレも相棒がいなくなったのが分かるんだろう、
時々遠くを見ては嘶き続けていた。

最後のお別れの際、レザンの前髪を切ってお守りに入れておいた。
やんちゃで食いしん坊なレザン、今までありがとう。
レザンを可愛がってくれた皆様、ありがとうございました。

山幸の剪定

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雪後晴れ 最高気温:2.2℃ 最低気温:-8.0℃

日中はポカポカと暖かく、穏やかな一日。
うちの3品種の葡萄のうち、山幸の剪定を終えた。
外で指先を使う作業なので、
やっぱり風の強い寒い日よりは、
こういう穏やかな日にやるに限るなぁ。

サンマルセランチーズ完成(ブラウンスイス乳)

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雪 最高気温:-0.6℃ 最低気温:-3.7℃

カードに重石をして1~2日後、カードからホエーが抜けたら、
適当な大きさに切り分けて塩を直接まぶしていく。
塩の量はチーズの重さの1.5%位がちょうど良く、
塩が馴染むまでまた最低一晩は置いておく。
ちなみにこのチーズは長期熟成も可能で、
その場合は低温で保存しつつ定期的に布拭きしてやれば良い。
この出来上がったブラウンスイス乳のサンマルセランチーズ
端切れを味見してみたら滅茶苦茶美味しかった。
パッと見た感じパニールと大して変わらないんだけど、
食感や風味は全くもって別物。
まるで白カビを使わないカマンベールのように柔らかく、
モチッとフワフワしていて牛乳のほのかな甘味が引き立っている。
これは堪らない美味しさ。
ブラウンスイスの乳をパイプラインでなくあえてバケットで搾って、
また作りたくなるなぁ。
まあ別に普通の牛乳で良いんだけど。

ところで市販の牛乳でこういうチーズを作ろうと思うなら、
一般的な高温殺菌牛乳では作れない。
1リットルで300円以上はするだろうけど、
牛乳の成分を壊していないそのままの牛乳、
ノンホモ低温殺菌牛乳を使わないと凝固すら難しいわけで。
チーズ作りの歩留まりは1割程度なので、
1リットルの牛乳から作れるチーズはわずか100g、
しかも手間と時間がかかるものなので、
チーズの値段が高くなるのは分かってもらえるかなと。

サンマルセランチーズ作り開始(ブラウンスイス乳)

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曇り後雪 最高気温:-2.5℃ 最低気温:-9.2℃

先日分娩したブラウンスイスの牛乳、
まだ初乳期間で出荷出来ないけど乳質は安定してきたため、
子牛のウイユに飲ませた余りの乳でチーズを作る事に。
モッツァレラを作りたいところだけど、
そこまで手間をかける余裕がないので、
今回はサンマルセランチーズを作ってみる事にしてみた。

今回使ったのはブラウンスイス乳8リットル。
まずこの牛乳を64℃で30分間、低温殺菌して、一旦冷ます。
そこにブルガリアヨーグルトを大さじ山盛り5杯入れ、
攪拌しながら32℃まで温める。
ひとつまみの塩と耳かき5杯分のレンネットをぬるま湯で溶かし、
その温まった牛乳に入れて、少し攪拌した後、12時間静置する。
その間に乳酸発酵が進んでpHが下がり、
レンネットによって凝固反応が起こり、
牛乳はカード(固形分)とホエー(液体)に分離する。
網目の容器にガーゼを敷き、そこにカードを入れ、重石をしておく。

とりあえず今日はここまで。
続きはまた明日~。

今シーズン初除雪

晴れ 最高気温:-4.2 最低気温:-8.4℃

昨日は雪、今日は晴れてはいたものの、
風が強く、積もった雪がどんどん吹き溜まっていき、
日中は除雪作業をしている時間が結構長かった。
うちの前で吹き溜まりにはまった郵便屋さんを、
トラクターで引っ張って出してあげたり、
なんだか色々あった一日だったなぁ。

スタミナ源たれ

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雪 最高気温:-0.4℃ 最低気温:-6.6℃

青森でタレの7割のシェアを持つ、
青森のJA上北農産加工の「スタミナ源たれ」。
ニンニクとリンゴをふんだんに使い、
主産地である青森だからこそ出来る地場産の美味しいたれ。
このタレは焼肉はもちろん、
チャーハンでも野菜炒めでも何にでも使える万能調味料。
うちはたまにamazonで買っております。

ウイユを健全に育てるために

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晴れ時々曇り 最高気温:0.5℃ 最低気温:-2.9℃

一昨日生まれたブラウンスイスの子牛ウイユ、
後継牛としてキチンと育てていきたいので、
去年実習させて頂いた農家さんにアドバイスを頂きに訪れた。
ただ働いている時には気付かない事も色々あるし、
やっぱり実際に自分で牛を飼って初めて分かる事も多いもの。
もちろん自分で勉強したり試行錯誤したりするのも大事だけど、
経験の差というものはどう頑張っても追いつけないし、
牛を飼いながら並行してこうしてお話を伺えるのは本当に有難い。
哺乳中の段階から、離乳して育成していく段階へ、
こんな時はどうすれば良いのかという具体的な話の数々は、
とても有益だった。
ウイユを下痢や病気にしないよう、気をつけていきたい。

後産も無事落ちて・・・

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雨 最高気温:6.4℃ 最低気温:-2.2℃

雪ではなく酷い雨。
この時期にこれだけの雨が降るとはビックリ。
積もっていた雪もかなり融けるし、
バーンクリーナーには雨水が流入し、柄杓で汲み出す始末。

分娩したブラウンスイスはちゃんと後産も落ち、
その後産に猫達が群がって食べていた。

子牛は後継牛第一号だし、
自動命名ではなく自分で名前をつけて血統登録申請を済ませる。
両親の名前の一部が入った長ったらしい名前は好きではないので、
今後も、生まれてくる雌子牛は自分で名付けしようと思う。
ちなみに今回のブラウンスイスの子牛の名前は、
ブラウンスイスがスイス原産の牛という事もあり、
スイスワインで好きな銘柄をそのまま名前とし、
ヌーシャテルのピノノワール・ロゼ「ウイユ ド ペルドリ」とした。
うちは全ての牛を番号ではなく愛称で呼んでいるので、
この子もウイユと呼んでやろう。

ブラウンスイスの雌子牛誕生!!

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晴れ 最高気温:-0.5℃ 最低気温:-8.8℃

今日分娩するだろうなと思っていたブラウンスイス、
16時頃に陣痛が始まった。
尾を上げ、バタバタし、横になって頭を上げる。
順調なら搾乳が終わる頃に分娩が始まるだろうなと思い、
いつもどおり搾乳を終え、様子を見ていると、
20:00に尿膜嚢が出てきて、20:15に一次破水。
さらに20:25に二次破水と共に子牛の肢が出てきて、
産道に手を入れてみるとちゃんと子牛の鼻面があり、異常なし。
極力自力分娩させたいのもあり、
焦らず子宮口が開くのを20分程待ったものの、
母体が小さく、母体の割には子牛は大きそうだったので、
いきみに合わせて子牛の肢を引っ張ってやり、
20:45、無事に子牛誕生!!
濡れた子牛の体を拭いてやりながら雌である事を確認!
今まで生まれた子牛はすべて和牛との雑種であるF1で、
雄だけじゃなく雌も肉として出荷するしかなかったけど、
今回生まれたのはブラウンスイスの雌なので、
後継牛として育てていく事が出来る。
うちの後継牛第一号が、
ホルスタインではなくブラウンスイスになったのは不思議な縁だけど、
とても嬉しかった瞬間だった。
母牛も立たせたらちゃんと立てて、ここでようやくホッと一安心。
子牛のヘソのうにヨーチンを噴きつけ、耳標を打ってゲージに移し、
母牛の初乳を搾って子牛に飲ませてやると一気に飲み干した。
先日買っておいた保温ジャケットを着せてやり、
後片付けをしたり、子牛が自力で立つのを確認したら22時。
母牛も子牛もお疲れ様、よく頑張った!

乳ヤニと仙坐靭帯の弛緩

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晴れ 最高気温:-1.7℃ 最低気温:-14.5℃

ブラウンスイスの分娩が近そうなので、
すでに1週間ほど前から夜中も3時間おきに見回りをし、
状態を確認してきている。
今日は明け方、乳頭に乳ヤニが付いているのを見つけ、
夜になって仙坐靭帯が緩んできているのが分かり、
いよいよ分娩が近そうだ。
明日が正念場かな、元気な子牛を産んでくれますように!

搾乳が終わるのを待つ猫

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晴れ 最高気温:-1.7℃ 最低気温:-13.2℃

真冬並みに冷え込みのキツい日だった。
まだ牛舎の水道配管に凍結防止工事が終わってないので、
凍結するんじゃないかとヒヤヒヤしたけど、
とりあえず凍らなかったようでホッと一安心。
牛がいるところは10℃くらいはあるんだけど、
処理室から伸びる配管は、
牛のいる牛舎の手前に牛のいない古い牛舎を間に挟み、
そこは氷点下5℃まで下がっていたので。
写真は搾乳中、じっと椅子の上で終わるのを待っている達。
搾乳が終われば一斉に騒ぎ出し、
早く前搾りの牛乳を頂戴と催促してくる(笑)。