年越しうどん打ちと2011年総括
穏やかな2011年最後の日。
今年一年を振り返ってみると、またもや激動の一年だったなぁ。
2008年、中標津の農協連を辞め、
中標津で築いた馬の牧場とログハウスを知人に貸して、
奥尻島へ移住。
奥尻ワイナリーで働き始めると共に、
個人的に牧場を借りる事が出来、愛馬も奥尻へ連れて行く。
2009年、奥尻ワイナリーで樽を運搬中に腰を傷め、
椎間板ヘルニア摘出手術を受ける。
また、葡萄農家として自立するため借地で葡萄畑を作り始める。
2010年、当初の約束を反故にされたり、色んな衝突があって退職。
同時に葡萄畑も失う事となり、離島を余儀なくされる。
また、それと共に婚約者と別れ、愛馬と共に中標津に戻り、
ワイナリーに続いてチーズ工房で働く事に。
そして今年。
不思議な縁があり、上士幌へ移住して農家になる事に。
チーズ工房を辞め、また中標津の牧場とログハウスを知人に貸し、
愛馬と共に十勝・上士幌の離農跡地に入植。
葡萄の試験栽培を開始し、ハルさんと結婚。
農協連の職員時代に離農跡地を取得して、
サラリーマンをやりながら牧場を築いて、
夢だった馬を飼うに至ったまでも色々あったし、
ここ10年、何も無い年はなかった。
その10年の中でも今年は特に大きな変化のあった年の一つで、
いまだ落ち着いているとは言えないものの、
とりあえず今年を終えられて良かったのかな。

さて大晦日なので、朝、すき焼きを仕込む。
別に故郷愛媛でそうしているわけではないんだけど、
大晦日に作ったすき焼きを、
正月の間、継ぎ足しながら食べ続けるようになった。
さらに年越しうどんを打つ。


中力粉と水と塩を混ぜ、袋に入れて20分ほど踏む。
こうして踏むことでコシの強いうどんとなる。
まとまった生地を熟成させるため、室温で3~4時間置く。
その間、あまりに天気が良かったので、糠平へ。

糠平湖は全面結氷。
何の音もしない静寂があたりを包み、神秘的。
三の沢橋梁近辺ではワカサギ釣りが始まっているそう。

ぬかびら源泉郷スキー場を下見。
このハイシーズンにも関わらず、かなり空いている。
分かりづらいけど、写真の右奥の山の頂上付近まで、
3つのリフトを乗り継いで登る事が出来、
標高差600m、距離にして4km以上の極上のスキー場なのに、これは贅沢。
年が明けたらスキーをしに来ようと思う。
ぬかびら源泉郷スキー場から徒歩5分で温泉に入れる。
今回は湯元館。

冬の雪見の露天風呂はやっぱり最高。
一年の締め括りに相応しい温泉。

持参したみかんを湯に浮かべ、食べる。
これは故郷愛媛の習慣なのか、北海道の人はやらない。
外はぬるく、中は冷たいというみかんが美味しい。

帰宅後、今年最後の夕焼け。
グラデーションがとても美しかった。


熟成の終わったうどん生地を麺棒で伸ばし、切っていく。
麺切り包丁がいまいちなのでやり辛いんだけど、
1kgのうどんの麺が出来上がり。
夕食は朝仕込んだすき焼き。

食後しばらく置いて、打った年越しうどんを食べる。
美味しかった~。
ではでは皆様、良いお年を!
2011年12月31日 22:45 | 料理