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「お前を信じているぞ」

晴れ

ザッケローニ監督率いるサッカー日本代表がやってくれた。
アジア杯優勝。
私はサッカーや野球など、積極的に見る方ではないけれど、
これだけドラマティックに勝ち上がっていくと、惹きこまれてしまう。
監督が代わればこれほどチームが変わるのかと驚くばかりだけど、
それまでは保守的で柔らかい印象だったのが、
攻撃的で情熱的なサッカーをしているようにさえ映った。

スポーツでも仕事でもそうだけど、
トップとなる人次第で個々のモチベーションは大きく変わるもの。
信頼してくれ、きちんと評価されていれば、
その組織のために精一杯頑張ろうと思える。
私は喋る事がそれほど好きではないのもあるけど、
言葉の重みを痛感しているので、あえて多くは語らないようにしている。
そうすれば、上の人が自分をどう評価するのが分かりやすいし、
自分の本質的な能力を見抜いて欲しいという期待がある。
まあ今まで見抜いてくれた人はまずいないし、
ああ分かってくれてないなぁと絶望する事の方が多いんだけど(苦笑)。
ただ、大口叩いて音を上げるよりも、
何も言わず実績を上げたり、縁の下の力持ちに徹する方が漢(オトコ)だし、
何より、自分の言葉に責任を持つように心がけていれば、
特に、下の立場にあればなおさら、
必然的に多くを語らないようになるものじゃないかなと思う。
常に相手の目線に立って物事を考えられるかどうか、
それって一番大事なのに忘れられてしまいがちな事かなと思う。
動物を飼う上でもそれが出来ていないと、
その動物からは決して信頼されないし、尊敬もしてもらえないのと同じかな。
それが不器用だと言われる事もあるし、重いと思われる事もあるけど、
仕事を含め、人生に一本の筋を通すには仕方が無いのではないかなと。

大人しい、保守的、ルーティンワークに向く、そういうのは表面上の自分で、
本質的な自分というのは、几帳面でありながら極めて情熱的で革新的であり、
何かをゼロから立ち上げる、創造的なものが得意だったりする。
これを見抜いた人が今までに一体何人いるだろうか。
片手で数えるくらいしかいないな(苦笑)。
でもそういうタイプじゃないと、
南国から北国へ馬を飼うために移住してきたりはしないし、
紆余曲折ありながらも馬を飼う環境を手に入れて、馬を飼った後も、
さらに馬を連れて奥尻島へ移住して新たな挑戦をしたりはしないだろう。

話が逸れてしまったけど、ザッケローニ監督の素晴らしさは、
個々の選手を信頼し、モチベーションを高めるカリスマ性にあると思う。
ザッケローニ監督がよく選手に投げかける言葉、
「お前を信じているぞ」、
この言葉に全てが込められていると思うな。
それは正しくきちんと個々の能力や性格を評価し、
信頼してくれればこそ貰える、自分が選手だったら一番嬉しい言葉だし、
信頼に応えたいと思うのが自然だろう。
会社や組織にそういうトップや上司がいれば、
団結力もやる気もとても高いものになるだろうなと思う。

十勝へ~その2~

晴れ時々曇り

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ドーミーインの朝食バイキングがまた豪華だった。
十勝名物、豚丼も食べ放題だし、和食も洋食も美味しい。

ウェルカムドリンク、温泉、夜食のラーメンと生ビール、
そしてこの朝食バイキング、
これだけで3千円取っても文句を言われないレベルな気がする。
それなのにさらに宿泊までついて3千円もしないという事は、
他のホテルは太刀打ち出来ないだろうなぁ・・・。
ただ、ネットを活用しないとこういう値段では泊まれないんだけど。

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ホテルをチェックアウト後、いざ然別湖へと向かう。

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途中にある扇が原展望台。
十勝平野が一望できる。

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然別湖の少し手前にある駒止湖。

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然別湖に到着。
ここは標高810mにある湖で、北海道の湖では最も標高が高い。
日中は氷点下10℃前後、夜~朝にかけては氷点下20℃前後になり、寒い。
冬の間、この湖は凍結し、自由に歩けるようになるので、
圧雪ブロックや氷で建物(イグルー)を作り、コタン(村)が作られる。

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湖の氷を切りだしたり、雪をブロック状に固めたりして、
それを積み上げてイグルーを作っていた。
イグルーの中は氷のベッドがあり、
スタイロフォーム(断熱材)を布でまいたマットが置かれていて、
ここで防寒寝袋で泊まる事も出来る。
こういうイグルーの中は意外と寒くないのだ。
逆に早春や晩秋の明け方のテントの中の方が寒いかもしれない。

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この然別湖コタンには無料の温泉露天風呂もある。
湯船以外はもちろん氷と雪で出来ていて、
お湯は然別温泉から引っ張ってきている。
ここまで来て入らないはずはなく、もちろん入浴してきた。
手ぬぐいを濡らして振りまわすと、写真のとおり瞬時に凍結、
冬の外の温泉はなかなか楽しい。
くちびる山と凍った然別湖を見ながら入る温泉は極上でした。

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そして然別湖コタンの温泉と並ぶもう一つの目玉はアイスバー&カフェ。
大きな2階建てのイグルーの中には、
バー&カフェやコンサートホールなどがある。
アイスバーにて氷のグラスでカクテルを頂くのが最高~。
氷のテーブルに氷の椅子だけど、断熱材クッションは意外と快適で、
お尻も冷たくならず、むしろ暖かいくらいだった。
ただ氷のグラスは持つのがとても冷たいので、
手袋を使うか、木の取っ手でも付けると良いなと思う。
それにしても氷の青がとても美しいイグルーだった。

イグルー、良いな~。
我が家でも作ってみようかな。
ホームセンターで四角いブロック状の箱を何個か買って、
我が家の裏手の小川から水を汲んできて凍らせ、
裏からお湯をかけて氷ブロックを抜いて、
あとは雪に水をかけたシャーベット状のみぞれを接着剤代わりにし、
その氷ブロックを重ねてひっつけていけば出来あがるはず。
結構大変だけど、一度作れば春まで使えるし、楽しいかなとも思う。

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帯広に戻り、帯広競場へ。
帯広競場にあるとかち村には産直市場やレストランなどがあり、
場も含めて多くの人達で賑わっていた。
かつては場末の競場の雰囲気満点だったのに、
若い人やカップル、子供連れの家族も増え、イメージが変わったなぁ。
明るい開かれた競場になり、良いと思う。

産直市場ではナチュラルチーズの市場調査。
どこのチーズ工房がどんなチーズを作り、どれくらいの価格で売られ、
売り場にやってくるお客さんが手に取り、買う確率を観察する。
まずは手に取ってもらえるインパクト、
そして実際に購入を決断する中身の物語、あるいは量や価格、
それらをどのように設定していくかは企画・営業をする上で大事な事だ。
仕事は大口を叩いて派手に動きまわれば良いのではなく、
データを集め、分析し、質実剛健な地道さが大事だと思っている。

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十勝最後の締めはやっぱりびっくりドンキー。
麻婆豆腐バーグディッシュに挑戦。
なかなか美味しかったけど、やっぱりレギュラーが好きかも。

十勝へ~その1~

晴れ

然別湖コタンを見るのと、桜リキュールを買うために十勝へ。
ついでに十勝のチーズの市場調査も兼ねて。

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阿寒横断道路の途中、双岳台からの景色。
雄阿寒岳と雌阿寒岳がとても綺麗に見えます。

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十勝に入り、まずは定番の柳月の工場へ。
ここは無料でコーヒーが飲めるし、休憩にはとても良いところ。
そしてまたまた偶然にも三方六の端切れを手に入れてしまった。
今回はショコラ。
この端切れは本当に手に入れづらいみたいなんだけど、
私は狙っていないのに、4回中3回は手に入れている奇跡みたいな人間(笑)。

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キャンピングカーとか大きめの車ならともなく、
さすがに真冬のキャンプや軽トラでの車中泊はキツイので、
今回、お宿はドーミーイン帯広をとってみた。
たまたまキャンペーン中で1泊3千円以下で泊まれるのと、
温泉大浴場&露天風呂、さらに夜食や朝食バイキングまで付いてこのお値段。
温泉は天然のモール温泉でお肌ツルツル、
露天風呂はリンゴ湯で、リンゴがプカプカ浮いていた。
かなり快適な温泉で、ビジネスホテルとはもはや思えない。
さらにこのホテル、
ウェルカムドリンクでペットボトルのコーヒー牛乳までくれたのだ。

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晩御飯は「十勝ビール」という地ビールレストランへ。
実は私は大学卒業してここの醸造技術者として就職が内定していた。
結局土壇場になって農協連の馬専門職として引っ張られ、
ここでビールの醸造をする事はなくなってしまったけど。
もしここに就職していれば、ドイツへ醸造を学びに行っていただろう。
就職の面接の際にそんな事を言われたのを思い出した。

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飲んだ十勝ビールはラガーと黒生。
料理はカチョカバロのピザと真イカのガーリックソテー。
ピザも美味しいけど、やっぱりイカ最強。
奥尻のイカに比べれば鮮度も味もかなり落ちるけど、
これでも十分満足できる。
でも、ああ奥尻のイカが食べたい・・・。

さらに平和園で580円のジンギスカン定食を食べて、
ワインショップイノウエで桜リキュールを買って、ホテルへ戻る。
平和園の焼肉は安くてうまい。

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ドーミーインは21~22時の間、
ラーメンと生ビールが無料で宿泊者に振舞われる。
何という大盤振る舞い・・・。

馬を飼う事

時々、を飼う事についてメッセージを頂くので、
自分なりの考え方を書いておきます。
参考になさる方は大いにしてくださって結構ですし、
それは違うと思われる方はそれはそれで結構です。
今までも何度か同じ内容で書いているので、
かつて読んだ事がある方はどうぞスルーして下さいませ。

を飼う事に限らず、
あらゆる動物を飼う事はその動物の命を預かる事です。
それらの動物の生態を理解しようとせず、
自分の、人間の尺度で全てを判断しようとするなら飼わない方が良いかと。
動物達は自分の意思であなたに飼って欲しいと思ってはいないのです。
つまり、飼う以上は、その動物の視点に立ち、
人にとっての幸せではなく、その動物にとっての幸せを考えるべきなんですね。

ではを飼うためには何が必要になるでしょう?
まずはの生態をちゃんと学ぶ事から入るのが筋で、
ただ可愛いね、楽しいねでは、は不幸になるだけです。
ちなみに犬の飼い方や猫の飼い方などの本がいくつもありますが、
それらの生態から書かれている本がないというのが不思議です。
日本はペットに対しての考えが甘い証拠でしょう。
の飼い方についても同様ですね。
乗馬倶楽部や競馬関係の馬の飼い方は本来ではない事を肝に銘じ、
自分なりの馬の飼い方を模索すると良いと思います。
日本では色んな方面で活躍している馬がいますが、
結局は経済動物としての馬がほとんどを占めているのが現実です。
別に伴侶としての馬以外を認めないつもりはないです。
産業として馬に関わるものがある事は悪い事ではないですし。
ただ、家畜としての馬にだって、
より良い環境で飼ってあげるというのは大事です。
ただ、より良い環境というのは、あくまで馬にとってであって、
人間にとってではないという事が大事です。
乗馬倶楽部の立派な施設は人にとっては快適かもしれませんが、
馬にとっては固い地面で足に負担をかけ、
そして狭い馬房に閉じ込められるという最悪の環境です。
馬は広々とした土地でのんびり草を食むのが幸せであり、
そこに人が介入しすぎると、逆に馬を不幸にしてしまいます。
寒さに対する感受性だって人とは全く違います。
馬は氷点下20℃までは寒冷ストレスを受けない事が分かっていますが、
人はつい過保護にし、馬着を着せ、
見苦しいからという理由で冬毛を伸ばさないようなところが多いです。
それは馬にとってはありがた迷惑な話なのです。
それを突き詰めていくと、馬は外敵のいない野生状態が理想となります。
ただ、人の伴侶としての馬というのであれば、
それでは全くもって飼っている意味が無いかもしれません。
だから、馬の幸せを阻害しないで、
かつ、人と共存という道を模索する事も大事でしょう。
普段は放牧して、朝晩、若干の栄養を補給するため飼いつけをしたり、
ブラッシングをしたりする事でスキンシップをはかるのが大事ですね。

さて、馬とはどういう動物なのでしょう?
一番重要なのは、「草食」で「群れをなす」動物だという事です。
これを頭に入れておかないと全てがおかしくなります。
草食動物ですので、基本的には草以外の餌を消化できる内臓を持ってません。
なので、トウモロコシや麦などの濃厚飼料を与える場合、
その量には細心の注意を払ってやるべきです。
それに自信がないのであれば、草だけで馬を飼いましょう。
つまり、十分広い草地に放牧してやればこういう問題は考えなくていいのです。
ただし、その草地を人が作り出したものであればちょっと話が変わってきます。
草は草でもマメ科牧草主体の草地はトラブルの元です。
イネ科牧草主体の草地である事、出来るなら自然のままの草地が理想です。
自然のままの状態とは、雑草だらけで見苦しいかもしれませんが、
馬にとっては栄養バランスの取れた優れた土地なのです。

北海道の根室にユルリ島という無人島があり、
そこでは1頭の種雄馬と20頭の雌馬が群れとして野生で生活し、
もちろん年中放牧状態、そして自然繁殖をしています。
人は年に1回、子馬を間引いて市場で売却するのと、
4年に1回くらい、近親交配を避けるために種雄馬を入れ替えるだけです。
冬になっても雪の下で枯れずに青々とした笹が茂ったりしているからこそ、
年中放牧されていても餌に不自由せず彼らは雪を掘って生きるのです。

そういう土地が無い場合、仕方なく購入飼料に頼る事になるわけですが、
基本的に摂取エネルギーの半分は草でまかなわなければなりません。
草というのは青草でなくとも乾草でも構いませんが、
輸入乾草やヘイキューブといったものは、
見た目青々としていて素晴らしいように思うかもしれませんが、
あれは単に人工的に緑色に着色しているだけで良い物ではありません。
使うならそれを踏まえて使ってください。
乾草は場所をとりますが、国産の乾草の方が質は高いでしょう。

さらに草食動物というのは肉食動物と違い、
圧力がかかった際に逃れようとする傾向があります。
馬を調教する上では、この特性を利用するのもまた効果的です。
つまり、何らかの圧力をかけて逃げた先が、
結果的には人の望む行為にしてしまえば良い、という事です。

次に群れをなすという事は信頼関係を築く上で、
絶対見過ごす事は出来ない特性です。
他の動物で言うと、犬は群れをなしますが猫は群れをなしません。
群れをなさない動物は、利害関係なくして人との関係はありませんが、
群れをなす動物は、同じ群れを構成する馬・人との関係を大事にします。
そう、群れをなす動物というのは、
普段接する人も含めて一つの群れとして考えるのです。
馬と人とが共存し、馬だけじゃなく人も心を許せるようになるためには、
人がその群れのリーダーとして認められなければなりません。
ちなみに馬の認めるリーダーとしての資質としては、
群れの安全を保障し、厳格なる一貫性と深い愛情が求められています。
つまり、単純に暴力による上下関係という意味ではなく、
あくまで信頼関係に基づいた上下関係を築かなければならないという事。
もし、人が馬からリーダーとして不適格だと判断されれば、
馬は率先して人の指示はきかなくなります。
怒られるのが嫌だから、しぶしぶ従っている状態でしかないわけですね。
そんな状態だから、何か人に隙があった場合、反抗する原因となります。

最後に、愛情と過保護を勘違いしている人がしばしばいます。
そして虐待とは単純にその動物を痛めつける事だけが虐待ではなく、
ある意味、過保護というものも虐待の一種だと私は思っています。
過保護にする事で馬本来の持つ免疫や抵抗力を低下させ、
人のわがままを馬に押し付けて喜んでいる。
そういう人は馬を自分の道具としか捕らえていないんですね。
馬がどう思っているかというのを、馬の立場になって考えられない。
あくまで自分の価値観を強要し、擬人化してしまっています。
馬と人とは全く別の品種だと認識すべきでしょう。
馬が人より上の立場で、馬が人を飼う状況だったとします。
人を理解しようとしない馬は、人に対し牧草だけを与え、
氷点下20℃までは寒くないから服は着せないという状況になります。
人は草食動物ではないので、草だけという餌は苦痛ですし、
人は馬ほど寒さに強くない上、体毛が無いに等しいため、
服なしに氷点下20℃の中に放りだされたら死んでしまいます。
固く冷たい独房に閉じ込められ、利用される時だけ外に出される。
そんな囚人のような生活にあなたは耐えられますか?
つまり、異品種の動物同士が共存し、お互いに理解しようとするならば、
少なくとも上の立場の動物である人間が、飼う動物を知らねばなりません。
馬だけの話ではなく、犬や猫の飼い方、
そして突き詰めれば自分の子供の育て方にまで発展する話ですね。

常識とされている事が必ずしも正しい事ではないですし、
その辺は自分自身と愛馬との対話でより良い道を模索すべきです。
馬の事は馬に訊く、馬が一番の先生です。
特に、日本の馬に対する考え方、飼い方の常識なんてものは、
間違いだらけだと個人的には思っています。
経験はあるに越した事はないですが、
それよりも、常に馬の目線に立ってやれるかどうかが大事なのです。
馬を飼う環境というのも、人の都合を押し付けるのではなく、
馬の生活環境を優先して考えてやらねばなりません。
街中で何とか馬を飼おうと努力するのではなく、
馬が幸せに暮らせるよう田舎へ移住する、
それくらいの覚悟はあって然るべきではないでしょうか。

私の唯一の自慢は、馬を飼い始めて7年間、子馬も生産してきましたが、
一度も馬を病気にしたことがなく、
一度も獣医師のお世話になったことがない事です。
馬も人も、健康である事が一番の幸せであるはずでしょう。

我が家の馬の様子

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晴れ

そういえば愛媛から戻ってきて、
まだ我が家のの様子を載せてなかったなぁと思い、写真をパチリ。
今年は12月下旬に一度荒れたきり、暴風雪もなく毎日穏やかで、
今年に入ってから1回しか雪かきしてないくらい楽な冬。
例年であればこの時期の中標津は最も寒い季節で、
鼻の中が凍って違和感を感じ、濡れたタオルも瞬時に凍るものなんだけど、
それだけの寒い日があんまりない気がする。
さらに、の水を入れたバケツも一晩で10cm位は凍って、
ひっくり返して抜けばアイスキャンドルが出来るんだけど、
今冬は一晩では氷の厚さがいまいちな感じ。
日本海側や道外は酷いみたいだけど、
道東、そしてここ中標津は、今のところとても過ごしやすい冬の毎日です。

中標津農協Aコープにて

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晴れ

中標津農協のAコープ「あるる」は酒の品揃えと安さがすごい。
カクテルの材料となるリキュールもすごく色々あるし、
ワインも、ズラーっとなぜか十勝ワインがたくさん置いてある。
十勝ワインは一般的なトカップだけではなく、
十勝ヌーボーがあったり、町民ロゼがあったりと、
十勝管内じゃないと手に入らないであろう種類もあるのでビックリ。
しかも値段が異常に安い。
トカップなんて770円。
本来1,030円のワインで、安売りしているところでも、
800円以下、町民ロゼより安いところなんて見た事がない。
う~ん農協のスーパーなのに恐るべし・・・。

旅の日記修正



1月14~20日の愛媛への帰省&神戸旅の日記、
写真をデジカメのものに差し替え、文章も一部いじりました。
やはり携帯で撮った写真とは全く違うので、見直してみて下さいませ。

夕焼け

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晴れ時々曇り

毎日穏やかな冬の日々。
ふと見上げた夕方の空。

中標津周辺観光案内~その2~

スーさんが丹頂鶴を見たいというリクエストがあったので、
中標津にも、我が家周辺にもいるんだけど、
せっかくだから鶴居村まで車を走らせる事に。

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訪れたのは「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」と「鶴見台」。
丹頂が自由気ままに過ごす姿は飽きないなぁ。

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事前の下調べによって、
ちょうど「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」の裏手には、
村営のチーズ工房である「酪楽館」がある事が分かっていたので、
せっかくだから寄ってみた。
立派な建物だし、「丹頂の卵」というチーズは個性もあって面白い。

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中標津に戻る途中、コッタロ湿原展望台へ登ってみる。
冬の釧路湿原が一望出来、なかなか爽快。

夕方に中標津に戻って、
スーさんのお土産を買うのにいくつかスーパーを案内。
結局、中標津農協のAコープが一番満足度が高そうだった。
一通り案内してスーさんとはここでお別れ。

昨日と今日で500kmを走破。
運転とガソリン代、頑張ったな(笑)。
風邪をひいてしまい、結構グロッキーでした(苦笑)。

スーさんは普段乗関係のお仕事をされていて、
あえて我が家に来てまでうちの愛に乗ったりはしたくないとの事で、
今回はほとんど観光案内だけで終わってしまったけど、
冬の道東、冬の中標津の魅力が少しでも伝わったなら良いなと思う。

中標津周辺観光案内

晴れ

せっかくなので、スーさんを中標津周辺を案内して周った。

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まずは中標津といえばライダーの聖地、開陽台。

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そして開陽台から東へと続く、通称ミルクロードこと北19線道路。

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ちょうど2、3日前に斜里で流氷が接岸したという情報を得ていたので、
中標津から北上し、根北峠から斜里町へ。
昔から斜里といえばここで流氷を見る!という自分なりのスポットがあり、
数年ぶりに訪れてみると、一面流氷に覆われ真っ白。
予想以上に流氷が押し寄せていた。

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斜里を後にし、弟子屈へ。
まずは硫黄山。
ここで生卵と蒸し器を持参すれば、約8分で美味しい硫黄蒸し卵が出来る。

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硫黄山から川湯温泉街を抜けて屈斜路湖方面へ。
砂を掘ったら温泉が出てくる砂湯では、白鳥と戯れる。

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同じく屈斜路湖の定番、無料温泉露天風呂のあるコタン温泉。
今日は時間の都合もあって入浴は断念。

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タイミングが良い事に、今日は年に2回しかない、
SL冬の湿原号が川湯温泉駅にまでやってくる日。
計画通り、到着する14時4分の10分前に川湯温泉駅に到着、
やってくるSLを写真に収めることが出来た。
やっぱりSLは迫力が違う!

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弟子屈最後のスポットは摩周湖。
春から夏は霧に覆われやすい摩周湖も、秋から冬はまず確実に見れる。

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中標津→斜里→弟子屈→中標津と戻ってきて、250kmのドライブだった。
帰宅後、ラム肉を使ってストロガノフを夕食に作ってみる。
予想以上に良い出来で、なかなか美味しかった。

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夕食後、我が家から近い養老牛温泉の湯宿「だいいち」へ日帰り入浴。
私はこの丸太風呂から眺められる川、雪景色が大好き。

今日は中標津周辺スポットを網羅出来たし、充実の一日だった。
スーさんに喜んでもらえたなら幸いかな。

お土産

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晴れ

今回滞在されるスーさんは、愛知に住んでいる方で、
仕事として乗馬に関わっている。
競馬や馬術、あるいは乗馬だけではない、
我が家のような伴侶としての馬と共にある暮らしに興味を持ってくれ、
ホームステイに来られる事になった。
スーさんが持ってきてくれたお土産は、
「ういろう」と「つけてみそかけてみそ」という味噌ソース。
愛知は不思議な食文化があるところだから、いずれも興味深い。
わざわざありがとうございます!

中標津に戻ってきました

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予定より5分早く、12:15に中標津空港に着陸。
今回乗ったANAの飛行機はカラーリングが青ではなく緑だったんだけど、
これには何か意味があったんだろうか?
中標津空港を出ると澄んだ空気と柔らかな陽射しが出迎えてくれて、
ああ中標津の冬は良いなぁとしみじみ。
ちなみに駐車してあった自分の車には全く雪が載ってなくて、
中標津を離れている間、雪が降っていないようだ。

今日の夕方から4泊の予定で、
我が家にホームステイのお客さんが来る事になっている。
急いで旅の荷物を片付けないと。
初対面の愛知の方だけど、どんな方かな~。

新千歳空港

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新千歳空港に到着。
中標津行きの飛行機を待つ。
今更だけど、ローカル線は待合室が辺鄙なところにあるよなぁ(苦笑)。

神戸空港

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朝5時に起きて大浴場に入ってリフレッシュし、チェックアウト。
かなり快適なカプセルホテルだった。

三宮駅からポートライナーで17分で神戸空港に到着。
利便性は良い空港かな。
搭乗手続きを済ませ、展望デッキに上がってみると、
沈む満月と朝焼けが綺麗でした。
私にとって空港の展望デッキは癒やしの場所。
意外と興味のない人が多いけど、
余裕をもって空港に来て、展望デッキで過ごすのも良いものですよ。

今日は神戸8:00→9:55新千歳11:25→12:20中標津のフライトです。

スペイン居酒屋

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昨晩はきゃさりんさんと久しぶりに再会し、スペイン居酒屋へ。
神戸とは近いとはいえ、わざわざ大阪から出てきて下さり、有り難い。
きゃさりんさんとの出会いは、我が家にホームステイに来られたのが最初で、
その後も何度も滞在しに来られている。
奥尻島へも遊びに来たいとツアーを企画していてくれたんだけど、
結局昨年あんな事になって奥尻島を離れたので実現に至らなかった。
昔話や近況報告など楽しく過ごし、美味しい料理とお酒に大満足。
今度はまた中標津に来て下さいね~。
ありがとう。

意外と快適?

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カプセルホテル神戸三宮にチェックイン。
カプセルホテルは初体験だけど、意外と快適性は高いかもしれない。
寝る場所は確かにカプセルだけど、テレビはついている。
カプセル入り口のブラインドを下げれば、一応プライベート空間となり、
押し入れにいるような妙な安心感があるかな。
大浴場があって寝間着やタオルも支給されるし、
休憩室には電子レンジ、湯、マンガや雑誌、
テレビ、インターネットの出来るパソコンまでせっちされていて、
時間を潰すには全く困らないようになっている。
私はインターネットでこのホテルを予約したから、1泊で1,500円。
この値段なら全く不満はないかな。

老祥記の豚饅頭

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特に下調べもしてなかったんだけど、
元祖豚饅頭「老祥記」というお店に長い行列が。
並ぶのは嫌いだけど、美味しそうだったので、並んでみた。
店内で食べてみたら確かに美味。
3個で普通の豚まん1個と同じくらいの大きさで、
遅めの昼食、ほんの少し満たされたかな。

南京町中華街

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モンベルショップから真っ直ぐ西へ進むと南京町の中華街がある。
中華食材とかを見てるとワクワクするなぁ。

モンベル

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日本のアウトドアブランドのモンベルは私のお気に入り。
価格も安めで高品質、私のキャンプ道具のほとんどはモンベルで揃えている。
そんなわけでせっかく神戸に来たんだからと、
モンベルショップ神戸三宮店で、冬用グローブを買ってしまった。
お金はないとはいえ、早朝氷点下20℃くらいになる日だと、
朝晩の馬の世話の際、さすがに軍手では手が痛くてたまらなくて。
これで真冬の馬の世話も乗馬も、やりやすくなるな~。

港みはらし台

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北野天満宮の脇道、急な坂道を登っていくと、港みはらし台があった。
都会すぎて微妙だけど、夜景は綺麗に見えそうな場所。
ただ、夜景なら世界的にも有名な函館が一番だと思う。
函館は陸繋島という特殊な地形があってこその美があり、
人工的には作り出せないものだからなぁ。

風見鶏の館

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旧トーマス邸の風見鶏の館。

北野物語館

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北野の異人館を色々見てみようと北野坂を登る。
最初にあったのは北野物語館。
なぜかスターバックスが営業している有形文化財で、
最後の所有者はNHK朝の連続テレビ小説「風見鶏」の主人公、
ドイツ人パン職人のハインリヒ・ブルクマイヤーのモデルとなった人物の二世だそう。

カプセルホテル神戸三宮

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三宮駅から北へ徒歩7分、今晩のお宿、カプセルホテル神戸三宮。
まだチェックイン出来る時間にはなってないので、荷物を預けて散策へ。
すぐ傍に沖縄料理屋があって、惹かれてしまった(笑)。

神戸三宮到着

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松山を出発してからちょうど4時間で神戸三宮に到着。
三宮駅2階のポートライナー乗り場近くに、
迫り出すような形でハーブガーデンが作られていて、
ここだけなかなか良い雰囲気で癒される。

淡路島

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淡路島を通過。
淡路島は地震と島繋がりで奥尻島と姉妹都市。

吉野川サービスエリア

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雪の舞う徳島県吉野川サービスエリアで休憩。
四国四県の特産品が揃っていて、愛媛宇和島ショップが入り口横にあった。
何となくかつ天(じゃこカツ)とすだち七味を購入~。
バスはこれから徳島、淡路島を通過し、神戸へ。

高速バスで神戸へ

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いよいよ愛媛を離れる時が来てしまった。
これから神戸行きの高速バスに乗り、
今日は神戸のカプセルホテルに泊まる予定。
何でわざわざ神戸かと言うと、
明日のスカイマークの神戸→新千歳が6千円で取れたから。
せっかくだから、ついでに神戸観光もしちゃおうと思って。
四国は3本の橋で本州と繋がり、高速バスであちこちと結ばれたよなぁ。
松山からも、東京、名古屋、京都、大阪、神戸、岡山、広島、福岡、
高松、徳島、高知へと高速バスで行けるようになった。
でも個人的には愛媛の色んな港から出てるフェリーで、
近畿、中国、九州へ行く方が旅情はあって好きなんだけど。
鉄道旅と船旅は面白いけど、何でバスはそういうものに欠けるんだろう・・・。

じゃこカツ



朝食はじゃこカツ、卵焼き、ポテトサラダ。
愛媛と言えばじゃこ天が美味しく、
そのじゃこ天をフライにしたじゃこカツは絶品~。

馳走屋 河の

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昨晩は叔父さんと飲んだ。
前回帰省した3年前にも連れて行ってもらった「馳走屋 河の」へ。
叔父さんより先に着いたんだけど、
3年ぶり2回目の訪問なのに、マスターや板前さんも覚えていてくれて、
ドアを開けると普通に日常的な会話をされ、
3年ぶりだと言うと、あれからもうそんなに経ったのかと驚いていた(笑)。
単純に、常連でもないのに顔を覚えてくれているのがとても嬉しい。
ここは本当に美味しくて、
料理やお酒、店の雰囲気や風格、おもてなしを考えると、
値段も良心的だと思う。
そもそも価格表はないから、私のような庶民の貧乏人はびびってしまうけど、
何から何まで含んでその値段なら大満足だろうという感じ。
ワタリガニの煮付けや生麩の揚げ出し、
牡蛎のフライ柚子胡椒、黒豚生ハムとフランスパンなど、
他にも色んなご馳走を食べたなぁ。
焼酎やワイン、和から洋まで、普段口に出来ないような絶品料理にただただ感動だった。

労研饅頭たけうち

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昔からある松山のパン、「労研饅頭」。
このパンは昭和初期の不況時代、学生達が学費を捻出できないのを見て、
少しでも安く提供してお腹を満たせてもらいたいという気持ちから生まれたもの。
当時、中国東北部の満州の人たちが食べていたマントウを、
日本人に合うように甘めに改良し、
今に至るまで酵母を守り通し、保存料なども使わず、
変わらぬ味を提供し続けてくれている。
素朴な労研饅頭はとても美味しく、今でも人気のある松山のパンです。