晴れ時々曇り
朝5時起床。

O牧場の周辺を散歩する。
すがすがしい気持ちの良い朝、こういう牧歌的な風景は癒される。

朝食に出されたO牧場の羊ロース肉。
レモンと胡椒だけで頂いたら、とっても美味しかった。
Oは「海辺の子羊」というブランド名でこの羊肉を展開していくとか。
まだ個人販売はしたことがないみたいだけど、
半身の部位ごとであれば買う事は可能みたい。
ゆくゆくは羊専門の焼肉屋などもやりたいそうで、
すっかり羊大好き人間になっちゃって。
私の大学時代、所属していた研究室では羊専門みたいなものだったし、
羊は元々好きなので、ある意味共感出来る事は出来る。
羊は確かにかわいい。そして美味しい。
一晩世話になったOに感謝し、
8時にO牧場を出発、今日は天
馬街道を走って
十勝へと向かう。

三石海浜公園でちょっと休憩。
ここはオートキャンプ場になってるものの、すでにシーズンオフ。
最近随分値段の張るオートキャンプ場が増えたけど、
ロケーションが良く、無料か安価なキャンプ場しか行く事はない。

続いてオロマップ展望台。
ここはトイレや水場はないものの、一応芝生もあり、
キャンプしようと思えば出来ない事はないかな。
オロマップといえば、川を挟んで対岸にオロマップキャンプ場があり、
そこが私のキャンプデビューの地だった。
大学時代だったので、もう15年ほど前になるんだろう。
もちろん無料で、薪も自由に使えるありがたいキャンプ場。
ただ、車の通行音が少々うるさかったように記憶している。

天
馬街道の野塚トンネル手前、日高側にある「翠明橋公園」。
湧き水が汲めるようになっているので、水を補給、
5羽の烏骨鶏にも水を与えてあげた。

11:30、ついに
十勝入り。
虫類のナウマン公園で、以前相方として共に過ごしたハルさんに再会。
ハルさんは帯広が実家で、奥尻を離れてからはその実家で過ごしている。
家族に不幸があったり、色々と大変そうだけど、
とりあえず元気そうな姿を見て安心した。
せっかくなのでハルさんと一緒に
十勝であちこち行ってみる事に。
烏骨鶏に再度餌と水を与えて休憩をとってから出発。


とりあえず昼食をという事で、帯広の郊外、清川にある「白樺」へ。
今はとても有名になったジンギスカンの店だ。
新たに肩ロースというラインナップも加わり、
相変わらずとても美味しい。


続いて音更にある
十勝牧場へ行こうという事になり、
途中、「柳月」で喫茶休憩。
ここは喫茶メニューをその場で食べられるだけじゃなく、
コーヒーも無料で飲み放題という素晴らしいところ。

ケーキを食べ、コーヒーを飲んでいると、すごい物体がやってきた。
それは幻とまで言われる三方六の端切れ!!!
いつ出現するか分からない代物で、出てくるや否やすぐなくなるため、
普通、まず見かけることも手にすることも、滅多にない。
これがちょうどカートにのってやってきたため、
タイミング良くハルさんと1袋ずつ手に入れることが出来た。
これだけの量で470円。しばらく楽しめる。
う~ん、最近運気が良いというか、流れが良い気がする。
そして
十勝牧場に到着。
十勝牧場に入っていく白樺並木は相変わらず見事。

十勝牧場には輓系
馬である、ペルシュロンやブルトンがたくさんおり、
子
馬を生産し、民間に譲渡したり、種雄
馬を貸付したりしている。
ばんえい競
馬を走る競走馬のほとんどは日本輓系種になるけど、
ペルシュロンやブルトンといったフランス生まれの重種馬は、
その基礎となった品種でもある。

この展望台を含め、十勝牧場は一般の方でも入れる場所がいくつかある。
私は以前、馬関係の仕事をしていたのもあって、
よくここに出入りし、色々とお世話になったものだけど、
仕事抜きでも来たくなるような素敵な場所だ。


やがて太陽が沈み、暗くなってきたので、幕別の温泉「華のゆ」へ。
毎月発売される「HO」という雑誌を買えば、
北海道内のたくさんの温泉が無料で入れるのでお勧め。
ここも普通に入れば900円もするけど、HOを買っていったので無料。
ここに来るだけで雑誌代の元がとれるというわけ。
1ヶ月に2、3箇所温泉に行く人は絶対買った方がお得かな。
以前、ばんえい競馬の振興に関わっていた頃は、
薄暮レースがようやく出来たところで、ナイターはまだ無かった。
それから奥尻に移住したため、いまだばんえいナイターを見ておらず、
これは一度見ておかねばという事で帯広競馬場へ。

入り口には、「とかちむら」というスポットが出来ていて、
産直市場やスイーツのお店、レストラン、居酒屋などが営業していた。
8月6日にグランドオープンしたばかりで、まだ新しいスポットかな。




かつてはお年寄りしかいない、場末の雰囲気満載だったけど、
帯広に集約し、経営母体が変わってから、若い人がとても増えた。
経営的にはまだまだ厳しいみたいだけど、
若者や家族連れが訪れるようになったのは良い事だと思う。
世界唯一、この北海道にしかない競馬を何とか守り、
雄大で見事なこの輓馬達の活躍の場がいつまでもある事を願う。

晩御飯は「とかちむら」にある「ピザ・ラ・バンバ」。
ピザと鶏の竜田揚げを頼んだんだけど、とても美味しく大満足。
安いし、またピザ食べに来たくなっちゃうなぁ・・・。
ここでハルさんとは一旦別れ、私は帯広競馬場第二駐車場の奥、
運動広場の方の駐車場に軽トラをとめて車中泊。
狭いし寒いぞ・・・。