こんにちは!トラックバックテーマ担当の吉久です! 今日のテーマは「あなたの故郷自慢♪」です。 自分の故郷の食べ物・観光スポット、むしろコアなスポット、何でもかまいませんあなたの故郷の「ここがいい!」そんなところを思いっきり自慢してください吉久の故郷は「三重」ですが…自慢といえば海の幸、山の幸…沢山・..
トラックバックテーマ 第925回「あなたの故郷自慢♪」
私の故郷は
四国の
愛媛県。
高校卒業までは
愛媛にいて、その後は大学進学と馬を飼う夢を叶えるため北海道へ。
なぜ北海道かというと、単純に土地が安いから。
道外と比較すると10分の1以下の値段で土地を取得出来る。
つまり、農地であれ原野であれ、
1ヘクタール(3000坪)の土地が100万円程度で買えたりするわけで。
だからこそ私は中標津で土地が買えて伴侶として自ら馬を飼うに至ったわけで、
奥尻島へ移住してきてからも土地取得を現実的な目標として考えられるのだ。
話が逸れた。
まあ北海道にはそういう点でとても可能性があり、ありがたい地域だと思うけど、
故郷
愛媛の良さはたくさんあるし、時に懐かしく、戻りたくなる事だってある。
愛媛県(伊予国)は主な区分として、東予・中予・南予という3区分に分けられ、
天気予報などもこれにならっている。
こういう区分の仕方は全国的に珍しいらしく、気候も違えば産業も違う。
東予は工業、中予は観光、南予は農業・漁業が盛んで、
工業は製紙・造船・タオル、農業は柑橘・栗・キウイフルーツ、
漁業は真珠・タイ・ハマチ・ブリの養殖が、それぞれ全国でもトップクラス。
また、南国であるにも関わらず雪の多い県でもあり、
これは、冬に吹く湿潤な北西の季節風が関門海峡を抜けて伊予灘に至り、
西日本一高い石鎚山一体の山岳地帯にぶつかって雪を降らせるため。
石鎚山系である久万高原の方は冬もかなり寒く、降雪量も多いため、
スキー場もあり、ウインタースポーツも楽しめる。
ちなみに2001年の「えひめ丸」事件によりハワイとの交流が生まれ、
愛媛県とアメリカ・ハワイ州とは姉妹提携を結んでいる。
交通面では、日本で2番目に古い伊予鉄道があり、
鉄軌道及びバス事業のすべてが単体でも黒字という、地方公共交通の優等生。
有名な坊ちゃん列車(路面電車)が市街地を縦横無尽に走っており、
鉄道・バス以外も、百貨店、旅行代理店、観光関連、自動車整備、人材派遣等、
様々な分野に手広く関わる
愛媛を代表する会社。
空路では、
四国で最大で唯一の国際線を持つ松山空港を抱え、
四国の他の空港と比べてもダントツの利用客数を誇る。
海路は、もともと河野水軍や村上水軍などの本拠地として栄えた歴史があり、
今でも川之江港、新居浜港、東予港、今治港、北条港、松山観光港、三津浜港
八幡浜港、三崎港、宇和島港など、多くの港から船が出ており、
愛媛の各離島をはじめ、広島、山口、福岡、大分、神戸、大阪などと結ばれ、
愛媛の、特に離島住民にとっては通勤・通学に使う日常の足でもある。
鉄道やバスなどと同じように、10分とか15分間隔で高速船やフェリーが出ており、
瀬戸内海が内海で荒れる事が無いため、とても快適で使いやすい。
値段も安く、休日に離島へ数百円で渡り、遊ぶのも新鮮で楽しい。
なにせ日本で3番目という離島の数を誇り、
それぞれの島に個性がある事から飽きないのだ。
また愛媛は離島の数が多いだけじゃなく、日本一細長い佐田岬半島がある。
長さ40kmに渡って直線的に九州方面へ突き出し、
両側海という景観は、まるで離島にいるような錯覚さえ感じる。
この佐田岬半島の先端や、
瀬戸内海の無人島である見近島には、誰もいない無料のキャンプ場がある。
ここは私にとって最高の隔絶感と開放感を味わえる大好きなキャンプ地だ。
食文化といえばうどんだ。
隣県である香川県のシコシコとした食感の讃岐うどんとは違い、
やや軟らかな麺を用いてツユが甘めの「ゆるゆるうどん」が多い。
また、大盛りを注文した場合、大抵の店舗では麺が二玉分投入されてくる事で有名。
調味料では全国の裸麦の生産の4割を占める事から麦味噌の製造が盛んで、
それだけじゃなく、醤油の製造も併せて行われている。
そして私にとって日本の在来馬8品種のうちの1つが愛媛にいるというのも嬉しい。
そう、野間馬が愛媛にはいる。
在来馬そのものが小型ではあるけど、その中でも特に小型であり、
野間馬ハイランドは、何とか野間馬を絶滅させないよう頑張っている。
動物関係で言うと、「とべ動物園」がある。
敷地面積(11.2ヘクタール)・内容ともに西日本有数の動物園で、
無柵放養式展示の一種である、「パノラマ展示」に力を入れている。
ここには有名になったホッキョクグマのピースがいて、
他にも、ちゃんと野間馬がいたりもする。
ちなみにこのとべ動物園がある砥部町という町は、
砥部焼という陶芸の盛んな町でもある。
愛媛の県庁所在地である松山市は人口約50万人、
四国で最も大きな都市で、
松山中央商店街は大街道~銀天街へとL字型の大規模なアーケード街が形成され、
車両の進入は出来ず、毎日かなり賑わっている。
大街道商店街を挟み、南北の一帯には多くの飲食店が軒を連ね、
柳井町の南端から千舟町4・5丁目の狭い範囲にかけて、
アニメ・ゲームショップ、同人誌専門店、メイド喫茶など、「おたく街」もある。
日本最古の温泉である道後温泉には、
「千と千尋の神隠し」のモデルとなったとも言われる道後温泉本館があり、
その周辺にも商店・飲食店や風俗店などが多数あり、繁華街を形成している。
観光という面で言うと、
この道後温泉以外にも、日本で最後の完全な城郭建築(現存天守)である松山城、
四国八十八箇所の一つである石手寺、
そして愛媛~広島を結ぶ「しまなみ海道」など、観光施設や名所が豊富にあり、
年間500万人以上の観光客がやってくる。
日本で12しかない現存天守の内、
愛媛に2つ(松山城・宇和島城)もあるのは結構凄い事だと思っている。
四国はそれぞれの県のライバル意識、仲間意識がとても強い地域。
特に愛媛県と香川県の関係は面白く、
1876~1888年にかけて、香川県は愛媛県に吸収され、
北四国が愛媛県だった歴史もある事から、
今でも香川は愛媛の一部という認識を持っている節がある。
野球の四国アイランドリーグが賑わっているのは、
四国四県のライバル意識の強さ、野球の盛んさからくるものだと思う。
でも単に敵視しているわけではなく、
四国とその他の地域で考えると、四国そのものが大きな島である事から、
四国四県の結束はとても強い。
四国そのものが島という事から、本土とは文化や風習も全く違い、
温暖でのんびりとした風土は、様々な魅力を育んでいると思う。
四国霊場八十八箇所からも分かるように、お接待という文化があり、
旅人や見知らぬ人をもてなし、泊めたりする事も普通にあり、
私がボランティアでホームステイを受け入れるようになったのも、
そういった文化の中で育った影響もあるかもしれない。
愛媛の良さはもちろんだけど、四国の良さを含めて、
素晴らしい故郷だと私は誇りに思っている。