fc2ブログ

山葡萄&白シメジ狩り

武佐岳’2007.9.30

ほんのちょっと車を走らせ、毎年恒例の山葡萄と白シメジを採りに山へ入った。

山葡萄採り’2007.9.30

山葡萄は採りづらい高さにたくさん成っているので、木に登り、アクロバティックな収穫作業。
もう少し熟するのを待っても良さそうだけど、まあしばらく置いてワインにでもしようか。
ワイン造りキットはあるので、ワインイーストをネットで購入。
仕込みは来週中に出来るといいな。
山葡萄のワインは西洋にはない独特の葡萄で、
普通の葡萄と違って若干の工夫はいるけど、ワインにすると絶品だそうな。
山葡萄は濃いので、加水したり補糖したりする加減が違うし、
加水しないとフルボディ以上の濃さで飲みづらいというのもあるとか。
まあ実際にやってみれば分かる事。

山葡萄&白シメジ’2007.9.30

白シメジの方は相変わらずあまり採る人がいないマイナーなキノコだけど、
目立っているから見つけやすいし、香りも良く味もなかなかだと個人的には思っている。
今回の白シメジは一部ボルシチに入れ、残りは冷凍保存~。

2回目のバジル収穫

2回目のバジル収穫’2007.9.29

今年2回目となるバジルの収穫。
いままでたくさんのバジルペーストを作り、ストックも十分あるので、
今回は乾燥させてドライバジルとして使う事にした。

畑’2007.9.29

畑ではキャベツの収穫をし、カボチャやテーブルビートもいつ収穫しても大丈夫な感じ。
冬にかけて少しずつ収穫しても良さそうかな。

北海道日本ハムファイターズがパリーグ2連覇達成だそう。
主力選手が抜けた中、よく優勝したなと思う。

奥尻島再訪の写真~その5~

先日の奥尻島再訪徒歩野営旅の写真。

緑館の部屋’2007.9.28

緑館の部屋。
和室と洋室があり、和室からは海、洋室からはブドウ畑が見える。

緑館から見た神威脇’2007.9.28

緑館の部屋から見える景色、神威脇。
ちなみに洋室を選択すると、裏手の葡萄園が見えることになる。

奥尻島再訪の写真~その4~

先日の奥尻島再訪徒歩野営旅の写真。

神威脇砂利浜’2007.9.27

神威脇漁港近くの砂利浜。
大きな岩が集落を見えなくしていて、隔絶感がある。

神威脇商店’2007.9.27

味わいのある商店。
奥尻島は北海道南西沖地震による津波で建物が倒壊したため、新しい建物が多い。
そんな中、こういう古い建物もポツポツと残っているのが嬉しい。

奥尻島再訪の写真~その3~

先日の奥尻島再訪徒歩野営旅の写真。

奥尻空港’2007.9.26

奥尻空港。
2004年に出来たばかりのターミナルビルは新しく、開放的な建物だった。
また、2006年には1,500mの新滑走路も出来、大型航空機が就航できるようになっている。

酪農家跡’2007.9.26

離農跡地の厩舎。
1年前まで営農していた奥尻島唯一の酪農家の離農跡地。
奥尻から酪農がなくなってしまったのは残念だけど、こういう離農跡地を買い取れればなぁ・・・。

葡萄園’2007.9.26

葡萄畑と貯水池。
貯水池の水は水田用としてあるのだとか。

奥尻島再訪の写真~その2~

先日の奥尻島再訪徒歩野営旅の写真。

神威脇温泉保養所01’2007.9.25

神威脇温泉保養所外観。
もともと1階だけの浴場だったけど、2階部分を増設し、展望浴場が出来ている。
かつては1階は源泉かけ流しで、2階は循環ろ過だったそうだけど、
ポンプなどの機械の故障をきっかけに、2階も1階と同じ源泉かけ流しになったそうな。

神威脇温泉保養所03’2007.9.25

神威脇温泉保養所2階の展望浴場。
大きなガラス窓からは、神威脇漁港、そして広い海が眺められる。
夕日が沈んでいく様は素晴らしい。
ちなみに泉質は「食塩化土類食塩泉」、
効能は、リューマチ性疾患・運動機能障害・創傷・慢性湿疹・皮膚病など。

奥尻島再訪の写真~その1~

先日の奥尻島再訪徒歩野営旅の写真。

葡萄園’2007.9.24

葡萄園。
通路は収穫しやすいよう軽トラが入れる広さにしてあり、カートで草を刈るらしい。
ただ、苗の側は手作業で草を刈らねばならず、手間隙かけて管理しているとの事。

緑館裏葡萄園’2007.9.24

緑館の裏手にある葡萄園。
ここはキジが多いため、キジ対策に実のつく部分にネットを張っている。

奥尻の水’2007.9.24

奥尻の水。
神威山の伏流水で、渡島・檜山支庁管内のローソン、札幌のアンテナショップで販売しているそう。
ゆくゆくはもっと広く販路を拡大する計画があるらしい。
この水、とても美味しかった。

奥尻島再訪~その4~

奥尻島再訪01’2007.9.23

朝5時頃目が覚め、外に出てぼんやりと朝の景色を楽しんだ。
やがて北海道から朝日が昇り、綺麗に日の出を見る事が出来た。
朝食にソーセージを焼き、味噌汁に奥尻で買った海苔を入れて、おにぎりと共に食べた。
やがて日が高くなってくると暑くなってきた。
気温こそ20~23℃くらいなんだろうけど、陽射しは熱く、絶好の海水浴日和、
これを逃す手はないと、さっそく海に飛び込み、潜ってみた。
海水も暖流が流れているおかげで冷たくなく、奥尻島だと9月中は海で泳げそうだ。
相方のデジカメが防水だというので、海中写真に初挑戦。

奥尻島再訪02’2007.9.23

奥尻島再訪03’2007.9.23

綺麗な砂地がずっとずっと先まで続き、岩場にはウニがうようよいて、
美しい透明なエメラルドグリーンの世界を満喫。
1時間半ほど泳いで満足し、10時頃にバックパックを背負い、東風泊を後にした。
東風泊から奥尻まで6kmほど歩き、お土産を買って、12:40発の瀬棚行きのフェリーに乗り込む。
14:00に瀬棚に着き、それから650kmほどまた運転して、翌24日の午前1時に帰宅した。

今回の旅でも約40kmほど歩き、前回の旅とあわせて奥尻島を約80kmを歩いた事になり、
ある程度、奥尻島を歩いて周れた感じとなった。
バックパックの旅のデビューが奥尻島で、こんなにも奥尻島を歩く事になるとは思わなかったけど、
だからこそ色んな風景が焼きつき、車では見過ごしてしまうたくさんの発見があったように思う。
奥尻島は素敵な島だ。
色んな人に出会ったけど、みんな親切で、良い気分で旅が出来た。
何の縁か、奥尻島に住むという事も現実的となりつつあり、これから先が楽しみだ。

奥尻島再訪~その3~

朝、3時頃に目が覚める。
しばらくテントの中でゴロゴロしていると、やがて外が明るくなってきた。
朝焼けがあまりにも美しく、もちろん外に出て撮影。
対岸に見える北海道が、まるで燃えているようだった。
朝食はというと、ビーフンとスープ。
昨日は朝食後、何も食べなかったのでお腹が空いているのかと思ったけど、意外とそうでもない。
朝食を終え、テントを撤収する。

ふと、昨日閉まってしまった「桜華」を見ると、開いているではないか。
どうやら朝8時頃には店を開けるようだ。
賽の河原の北端に行ってみると、東側と西側と両方から波が来て交差し、見事な景色だった。
せっかくだから「桜華」に寄ってから出発しようという事で、店を覗いてみる。
奥尻産のタコ燻製をおつまみに買っていると、
お店の人が「歩いて行く前にお茶飲んでいきなさい~」と、熱いお茶を出して下さった。
ありがたくご馳走になり、お礼を言って、9時に出発。

今日は西海岸沿いに南下する道を歩き、玉島山を経由して、東風泊に出るルートで、
距離にして20km、玉島山も369mの高さがあり、
きついかなとは思ったものの、予想以上の素晴らしい景色が待っていた。

奥尻島再訪01’2007.9.22

バスの北側ルートの終点である海栗前(のなまえ)から先は本当に素晴らしく、
まず見えてくる滝ノ澗岬は言葉を失う美しさだった。
やがて木漏れ日が美しい砂利道になり、ガロ川という綺麗な川を発見、水を補給して小休憩。
ガロ川の水は美味しかった。
休憩後、徐々に上りが多くなっていく。
少し進み、ちょっと坂を上った先には広大な褐毛和種が放牧されている牧場があった。
木々に囲まれた広い牧場、背景には広大な海、これもまた絶景。
牧場地帯を過ぎると本格的に山となる。
山葡萄や姫林檎などの果実を採って栄養補給しながら歩いていき、玉島山へ。

13時頃、最後の階段を上り、玉島山頂上に辿りついた。
南を見ると、神威山や勝間山、そして奥尻市街、鍋釣岩などが見える。
北を見ると、賽の河原、牧場があり、東西南北360度の絶景だった。

奥尻島再訪02’2007.9.22

ちょうど寝転ぶのにちょうど良い大きさ、形の岩があり、30分ほど休憩した。
玉島山頂上からは東側へと降りていく。
途中、抜け道(林道)を通ってショートカットしようと思っていたが、
いまいちどの道かはっきり判断できずに断念、そのまま道なりに歩いて下りて行った。
石川商店で発泡酒とソーセージを買い、東風泊に到着したのは15時。

テントを設営し、夕日に染まる海、北海道を眺めながら、ソーセージを食べ、発泡酒を飲む。
なんと贅沢な事か。
この東風泊の砂浜の裏手には居酒屋「華」という建物がある。
ちょっと気になっていたので、せっかくだからと入ってみた。
これがなかなかのヒット。
中は格子状の仕切りで半個室のような感じになっていて、料理も美味しかった。
タコザンギ、イカ焼き、鶏皮餃子、いずれも絶品。
大満足の夕食を終え、テントに戻るとまた絶景が待っていた。

奥尻島再訪03’2007.9.22

月の明かりが海に反射し帯状となり、奥尻市街の灯と、焚き火の明かりが実に美しい。
空は満点の星空。
このまま外で寝たいと思うほどの夜だった。

奥尻島再訪~その2~

朝7時に朝食バイキングを頂き、お世話になったお礼を言ってチェックアウト。
8時のバスで奥尻へ向かい、奥尻からは本来のバックパッカーとなる。
朝までは曇っていたけど、バスが奥尻に到着する頃には晴れてくれた。
奥尻からは海岸沿いにひたすら北上し、途中、東風泊で小休止、そしてさらに北上して賽の河原へ。

奥尻島再訪01’2007.9.21

14kmほどの行程だが、常に右手に見える海が本当に美しい。
途中、集落で獲られたばかりでまだ生きている大きなタコを目にした。
いいなぁ・・・。

奥尻島再訪02’2007.9.21

東風泊を過ぎると、宮津弁天宮がある。
その昔、ここに番所を置き対岸との連絡の拠点で、科人の逃亡監視の場所だそうで、
1831年(天保2年)、島民が大漁祈願の御神体として弁天様をここに奉納したそうです。
宮津弁天宮は陸続きとなっている小さな島の頂上にあり、
急な階段を下り、そしてまた急な階段を上ってようやく辿り着く。
この宮津弁天宮からの景色もなかなかのものだった。

賽の河原に到着したのは13時頃。
午後から雨が降るという予報だったので、今日はこれ以上進まず、キャンプをする事にしていた。
賽の河原は奥尻島の北端にある岬で、道南五大霊場の一つだそう。
海岸には、色んな人が積み上げた石塔がたくさんあり、冥福を祈る慰霊の地となっている。

奥尻島再訪03’2007.9.21

だからこそ到着してまず最初に石を積み上げ、死んでしまったサンちゃんの供養をした。
サンちゃんの冥福を祈った後、テント設営。
もともと風の強い場所な上、風の強い日だったので、ちょっと風を凌げる場所を選んで設営した。
賽の河原には「桜華」という食堂&土産屋があって、
テントを設営したら食べに行こうかと思っていたら、なんと設営中に閉まってしまった。
これにはがっかり。
仕方なく、天気も悪くなってきたので早々にテントの中へ入り、寝てしまう事に。
夕方、パラッと雨が降ったけど、それほど大したことは無かった。

奥尻島再訪~その1~

雨の中、夜中に車を走らせ、瀬棚に。
以前旅をした奥尻島、とあるきっかけから再訪する事になったのだ。
前回奥尻島を訪問した事がきっかけとなり、移住候補地として急浮上、
奥尻町役場の担当者が熱心に動いて下さり、仕事や家の目処をつけてくれたのもあって、
再訪し、お話を伺ってみようという事になったのだ。
そう、以前から私は牧場の規模を拡大したいと思っていて動いていたものの、
農地法などの障害により、一般人である私は馬を飼う目的であっても農地の所得が認められず、
中標津の農業委員会に相談に行った事もあるが、まともに相手にしてくれなかったのもあり、
中標津では現実的に今の牧場を拡大できる見込みが薄く、町外も含めて探すしかない状況だった。
とある縁でカナダへの移住への道も出来たが、移民ビザがどう転ぶか分からない上、
今の仕事はやりがいを失い、色んな不満もあって、今年度で辞める事にしているため、
来年4月以降は自分がどうしているのかまったくもって不透明な状況だったのだ。
そんな中、快く迅速丁寧に動いて下さった役場の方がいたからこその再訪となり、
色々な場所への案内や、仕事について会社の社長との面談のセッティングをして下さったのだ。

さて、サンちゃんを失った失意の中、瀬棚からフェリーは出港し、奥尻島へ。
天気は心の状態を表しているかのような雨。
観光シーズンを過ぎた平日のフェリーの中は閑散としていて、ほとんど貸し切り状態だった。
フェリーに揺られること1時間半、午前11時に奥尻港へ入港。
その頃にはちょうど雨があがり、晴天とまではいかないまでも、そこそこの天気となった。

役場のNさんとフェリーターミナルの観光案内所前で待ち合わせをしており、無事にお会い出来た。
Nさんの車に乗せて頂き、奥尻市街を抜けて南へと車は走り、青苗市街へ。
空きのある公営住宅を、部屋の中まで見せていただいたが、かなり広い。
3LDKの部屋で、一般的な所得がある人なら家賃2万円くらいだそうな。
その後、奥尻空港や、1戸だけあった酪農家が去年離農した跡や、水田地帯を案内され、
なんと昼食に食堂「潮騒」へ!
潮騒は前回の旅でも訪れた、ボリューム満点の料理が出てくる食堂だ。
イカ定食をご馳走になり、お腹は満腹。

13:00から社長との面談があり、事務所へ。
その社長は建設業、観光業、農業など手広くやっていて、
すごくエネルギッシュで視野が広く、カリスマ的な社長だった。
ちょうど数年前から葡萄の栽培に取り組んでいて、来年にはワイン工場を建設、稼動させるとか。
個人的にブドウ栽培やワイン醸造は興味があったので、その旨は伝えてあったのだが、
とりあえず葡萄畑で働けるよう幹部会議に諮ってくれるそうで、
頑張るという事なら移住は大歓迎、支援も惜しまないとまで言って下さった。
馬を飼うためにかなりの広さの牧場も必要だと言うと、
休耕地もたくさんあるし、愛馬達の受け入れにも考慮して下さっている感じだった。
さらに、乾草は町の牧場で作ってるから心配ないとの事、心強い。
一通りお話をした後、葡萄畑へ連れて行って下さった。

奥尻島再訪01’2007.9.20

社長がおっしゃるには、北海道では育たないと言われていたメルローが奥尻では育った事、
他、台風や塩害によって枯れなかったツバイなどを育てているそうで、
色んな品種をとりあえず植えて、生き残った品種を増やしていくとの事だった。
奥尻島は冬でも氷点下10℃を下回らない温暖な島で、葡萄も冬の枝降ろしをしなくて良いのだそう。
冬に枝降ろしをしなければならない地域というのは本来葡萄栽培に向いていないわけで、
そういう意味で奥尻島は葡萄の栽培に適しているという事だろう。
奥尻島ならではのやり方として、地面から腰くらいの高さまで網を張り、
タヌキ対策、キジ対策を取っていた。
タヌキは1列綺麗に食べるのだそうで、他の列に誘惑されないけど、
キジは転々とあちこちに移動して食べるようだ。

奥尻島再訪02’2007.9.20

成っている葡萄を何房か頂いたけれど、
生食用の品種だけじゃなく、ワイン用の品種ですら甘く、適度な酸味があって美味しかった。
何箇所か葡萄畑を見させて頂いた後、同じく経営しているミネラルウォーターの工場へ。

奥尻島再訪03’2007.9.20

「奥尻の水」として今年から販売を開始している神威山の伏流水は美味しい。
社長から「今日はどこに泊まるんだ?」と訊かれ、「野営です」と答えると驚かれ、
なんと経営しているホテルに泊まっていけと電話してくれるではないか!
恐縮至極だけれど、お言葉に甘え、緑館という温泉ホテルに宿泊させてもらう事となった。
夕食も豪華で、至れり尽くせりである。
ここまでしてもらって良いのだろうかと思ったし、社長の人柄には本当に敬服した。
ああいう人ならどんなに厳しくてもたくさんの人がついていくだろう、そう思わせる人だった。
Nさんにしても、社長にしても、忙しい中、時間を割いて下さるばかりか、
色々とお世話してくださって本当に感謝の思いでいっぱいだった。

お二方と別れた後、ホテルの部屋でしばし休憩。
サンちゃんのどたばた、そして徹夜の車の運転、風邪をひいているのもあって、ぐったり。
それでも散歩にと神威脇漁港まで行ってみた。
相方が釣りをしてみたいというので、持ってきていた川釣り用の仕掛けで釣り糸をたらしてみる。
すると小さな小さなフグがたくさん釣れる。
いじってみるとキュッキュッと音をたてて膨らんでいく様が面白い。
神威脇温泉にも入ってみたが、なかなか良い雰囲気だった。
味わいのある窓口を抜け、2階の展望風呂からの景色は絶景。
神威脇では商店でチューハイを買い、飲みながら歩いて戻ると、結構酔っ払った。
緑館の夕食に舌鼓をうち、温泉に入り、ぐっすり就寝~・・・。

サンちゃん・・・

朝5時。
いつもどおり馬の世話に厩舎に歩いて行く途中、何か嫌な予感がした。
普段ならそのまますぐに飼いつけの準備をするんだけど、厩舎の裏手に周ってみた。
かすかにバチャバチャという音がし、谷地の方に目を凝らしてみると、
そこには谷地にはまって動けなくなり、泥まみれになってもがいているサンちゃんがいた!
慌てて引っ張りあげようとしたけど、もちろん400kgもある馬を引き上げる事など出来ない。
半分気が動転しつつ、誰か助けを呼ぼうと考えてみたものの、酪農家は搾乳の時間。
ピンときて、いざという時役にたってくれそうなJS君に電話してみると、すぐ来てくれるという。
JS君が到着と共に、一緒に引っ張りあげようとするがそれでも動くわけは無い。
車を牧場の中にいれ、もくしにロープをかけて車で引き上げる事にし、
ゆっくりと、なんとか上まで引っ張りあげることが出来た。

最後のサン01’2007.9,19

最後のサン02’2007.9,19

急いでお湯を準備し、体の泥を落とすと共に、拭き取ってやり、
下がった体温を上げるために、周りに木を置いて焚き火を熾し、毛布をかけてやった。
今日は仕事に行ける状況じゃないと判断し、会社は休んでずっとサンちゃんの側に。
このまま死んでしまうんじゃないかと思ったけど、すこし元気になってきて、
お昼頃に、寝たまま周りの草を食べたりし始め、何度か立とうと試みつつも、立てない状況。
午後になって馬農家さんで懇意にしているMKさんも来てくれたものの、
今やっている事が最善の事であり、後は馬の体力と気力の問題という事で話し合っていると、
いきなりサンちゃんが立ち上がった!!!

最後のサン03’2007.9,19

慌ててみんなで支えてやり、厩舎まで歩かせ、馬房へ入れる事に成功。
馬着を着せてやり、栄養剤を与え、これでなんとかなるかとこの時点では思っていた。
様子も落ち着いてきて、乾草も食べ始めていたのに・・・。
数時間後、サンちゃんは死んでしまった・・・。

もう年齢も22歳を越え、今年の春から痩せて元気もなくなり、死期が近いのではと心配していたけど、
願わくば、もうちょっと長く生きていて欲しかった・・・。
老衰、体力の低下があったところに谷地にはまったわけで、復活することはなかった。
元気だったら谷地にはまることもなかったのかもしれない。
それでも厩舎まで連れてこれただけでもすごい事だったし、
サンちゃんの最後の気力、頑張りを見た気がした。
もし雨が降っていたら、もし発見があと1時間遅かったら、彼は再び立ち上がる事はなかっただろう。
彼は再び立ち上がったのだ。
馬房で安らかに眠りにつけさせてあげられただけでも良かったのかもしれない。
たくさんの場所で、たくさんの人と思い出を作ってきた馬だし、
我が家に来てからもう何年も経って、すっかり家族の一員だった。
命あるものいつかは死が訪れるものだけど、安らかに眠って欲しい。
ありがとう、サンちゃん・・・。

準備

明日の夜から再び縁あって奥尻島を再訪することになった。
ついでだからもう一度バックパックで歩きながら野営して旅もしようと準備。

来年のお話

デッキバーベキュー’2007.9.17

夜、再度KO君とお友達のAMさんがやってきて、来年以降の大事なお話。
まだどうなるか分からないけど、何とかなるかな。

自転車で・・・

新しい自転車’2007.9.17

自転車で中標津の市街まで行ってみた。
片道13km、ちょうど良いサイクリングで、ゆっくり走って約1時間くらい。
町では保養所温泉へ入ってから帰宅。

新しい草架

新しい草架’2007.9.17

放牧地に置く、乾草を入れるための大き目の草架が完成した。
これにたっぷりと乾草を入れておいてやれば、愛馬達も数日間は好きに食べれるだろう。

風邪

ギャラリー倉庫

ギャラリー倉庫01’2007.9.15

ギャラリー倉庫02’2007.9.15

ギャラリー倉庫03’2007.9.15

佐伯農場内にあるギャラリー倉庫、変わったと聞いていたので伺ってみた。
中にはなにやら隠れ家のようなスペースが誕生していて、面白い感じになっていた。
こういう場所ってなんとなくワクワクする。

海の透明度

奥尻島の海の透明度がすごかった事から、日本周辺の海の透明度を調べてみた。
1位は予想通り沖縄近海、でも次はなんと日本海だったのだ。
しかも場所によっては沖縄に匹敵する程の透明度を誇っていて、太平洋とは雲泥の差があることが分かった。
海が透明であるかどうかは色んな要因があって一言では片付かないらしいけど、
生活排水や川の水の影響を受けるのはもちろん、
海流が邪魔されずに流れられるかという事と、湧出によるプランクトンの発生等にも影響される。
だから、陸地の形や海底の地形によってもまったく違ってくる。
ちなみに、オホーツク海や太平洋北部は、
海底からの湧出による栄養があるため、プランクトンが多く、透明度は低い。
さらに言えば、日本海の透明度は、南太平洋や赤道付近の海よりも透明度が高く、
ダイバーが言うように、グアムなんかより北海道南西沖の方が海が綺麗というのも嘘ではない。
奥尻の海が恐ろしく透明度が高く、沖縄に負けてないなと思ったのも正しかったわけだ。
沖縄の海の透明度は30~35m、奥尻の海の透明度は25~30mで、
太平洋赤道付近の海の透明度は17~18mだそうな。
日本海でも、奥尻島や佐渡、隠岐といった離島は海の透明度が高い。
また、日本列島が南東側に弓なりになっている影響で、
奥尻島も含め、日本海側のほとんどは暖流が流れていて暖かい一方、
関東以北の太平洋側は寒流が流れる事となり、寒いというわけ。

馬インフルエンザ

馬インフルエンザ、当管内でも発生したようだ。
ワクチンを接種した馬も関係なく発症していることから、
どうやら今までとはタイプが違う、亜種になっているのではという話もあり。
ただ、鳥インフルエンザのように死に直結したり、人に感染したりはしないし、
大騒ぎするような事ではないけど、感染力そのものは強いので警戒は必要。

安倍総理の辞任

安倍総理が突然辞任を表明した。
国会の所信表明演説後の辞任というのは驚いたが、色々大変だったんでしょう。
安倍総理は小泉前総理の後片付けをしたような印象が強かったし、
たくさんの大臣の不祥事に足を引っ張られてたよなぁ・・・。
自民党がどうなろうとどうでもいいけど、ここまで来たら解散総選挙して欲しい。

しましまネット

日本離島センターが運営する離島情報サイト、それがしましまネット(http://www.nijinet.or.jp/)。
このサイトを見ていると実に面白い。
リンク先を見ると、北海道の離島では奥尻島が一番サイトが充実しているように思う。
日本各地にはたくさんの魅力的な島があって、
出来ることならばそれら一つ一つを全て巡ってみたいものだ。
また、以前にも書いたけど、この離島センターが発行する「SHIMADAS(シマダス)」は愛蔵書だ。
これを読んでいるだけで時が経つのを忘れる(笑)。
日本の有人島、無人島合わせて1000島以上の島の情報を詳しく掲載された分厚い本だけど、
島の地図、人口、面積といった基本的な情報だけじゃなく、
島おこし、移住政策、学校、医者、宿、特産物など、生活に関わる情報も載ってるし、とても役に立つ。
島が好きなら買って損はない一冊。

えひめを歩こう

えひめを歩こう’2007.9.10

「えひめを歩こう~ウォーキングコースガイド~」という本が届いた。
TOSHIEさんがわざわざ贈って下さったもので、著者の忠政啓文氏とは知り合いなのだそう。
忠政さんは愛媛在住、競歩で全日本チャンピオンにもなった方だそうで、
実業団に属さずオリンピックを目指し、
田舎町の廃墟を改装して自給自足的生活を送っているんだとか。
実に面白そうな方だと思ったところ、なんとこの本にサインを入れてくださっている!
TOSHIEさんの粋な配慮が嬉しかった。
この本、読んでいてとても面白い。
愛媛県内の景観の良い42のウォーキングコースを選定し、地図と解説付で掲載されている。
歩いてみたい場所もたくさんあるので、今度帰省した時に歩いてみようと思う。
これにバックパックを考慮した野営ポイントも掲載してくれれば最高。
番外編として、さらに長距離の、何泊かかかるバックパックコース編を出してくれないかなぁ(笑)。

伊藤牧場

尾岱沼キャンプ’2007.9.9

朝4時に起きて浜を散歩し、朝食をとって9時頃に撤収。
ちょうど干潮で、干潟が広く沖の方まで広がっていた。
やっぱり尾岱沼のキャンプは良い!

伊藤牧場01’2007.9.9

伊藤牧場02’2007.9.9

さてキャンプ場を後にして、根室市明郷の伊藤牧場へ喫茶に。
馬は道産子とポニーが数頭、他、山羊や犬と触れ合えるようにもなっていて、
レインボーソフトのマンゴー、ナッツとクリームチーズのベーグルは美味しかった~。
屋根のある広いデッキはとても快適。
我家のデッキも、収納できる屋根をつければもっと色んな用途に使えるかなとよく思う。

お昼頃に中標津に戻り、ホーマックで資材を買って、午後からは草架作りを始めた。
今度は乾草ロールも入るくらいの大きなタイプを作ろうと思っている。

尾岱沼キャンプ

尾岱沼キャンプ01’2007.9.8

台風が去り、午後からは天気も回復したので、尾岱沼へキャンプに行った。
個人的にキャンプのベストシーズンは秋だと思っている。
夏は夏で良いけれど、秋は虫もいないし涼しいし、
観光客はもちろん、キャンプしてる人も少なく、とても快適なキャンプが出来る。
10月にもなればキャンプ場独占というのはよくある事だ。
夕方、KO君も合流。

尾岱沼キャンプ02’2007.9.8

尾岱沼キャンプ03’2007.9.8

秋のキャンプという事で、夕食のメニューもサンマご飯とイカ焼きにした。
星空も綺麗に見れたし、満足満足。

台風

台風が北海道にやってきた。
刺激された秋雨前線の雨と台風の雨とでかなりの量の雨が降り、
1週間ほど前に宿根亜麻(ペレニアルフラックス)の種を結構な面積に蒔いたのだが、
せっかく芽を出していた種が流され、水が溜まっていたところに密集してしまった。
とりあえずこのまましばらく様子を見るしかないかな・・・。

別海草競馬の中止

9月15・16日の別海町産業祭時の草競馬が中止されることとなった。
馬インフルエンザの流行を考えての決断で、
特に別海の草競馬は北海道一、もしかしたら全国一の規模を誇っていて、
北海道全土、中には本州からも参加があるため、中止せざるを得なかったのだろう。
まだこの辺で発生はないが、北海道の西側では相次いで発生しているようだ。
今回の馬インフルエンザはどうやら特殊なようで、
今までであればワクチンを打っていれば防げたものだけど、
現在までに発症している馬のほとんどは、ワクチンを接種していたにもかかわらず発症している。
まあ発症したとしても風邪の様な症状だけで、特に危険という事もないけど、
イメージの低下を避けるために馬関係のイベントを自粛する動きがあるという事。
今年は残念だけど、別海町の草競馬は観る事が出来ない。

奥尻島の写真~その7~

先日の奥尻島徒歩野営旅の写真。

祭りの準備’2007.9.5

奥尻島へ行った時はちょうどお祭りがあるらしく、
小さな集落にも山車を準備している風景がちらほら見られた。

赤石集落’2007.9.5

海岸沿いに続く集落で、家々の背後にはブナ林が広がり、水を貯えている。

葡萄’2007.9.5

3枚目の写真は栽培されている葡萄。
葡萄が栽培されているなんて知らなかったけど、それだけ温暖なのだろう。
数年後にはワイン醸造も島で始めるらしく、実に楽しみだ。

ウドと鳩

ウドと鳩’2007.9.4

我家のウドは毎年どんどん株を大きくしているようで、数年前とは桁違いの大きさになっている。
春先は新芽を採っててんぷらやきんぴらにすると美味しいウドも、
秋になると茎も太く、青々と茂り、沢山の実を付ける。
その実を目当てによく鳥がやってくるけど、特にハトが頻繁にやってきて実を啄ばんでいるようだ。
鳥は実だけを消化し、種は糞と共に落とされ、またこそからウドが生えてくるんだろうな。

夜は釧路へ

釧路01’2007.9.3

釧路03’2007.9.3

安く散髪するついでもあって、夜、釧路へ。
天気は雨だけど、釧路は雨とか霧といった天気がよく似合う。

釧路02’2007.9.3

散髪後、久しぶりにカクテルバーJiziへ。
ここのイカ墨リゾットとハンバーグは絶品~。