会議2日目、意見交換会が行われた。
問題はたくさんあるだろうけど、
果たして今後どうやっていけばいいのだろうか。
結局ばんえい競馬の衰退が、
まわりまわって輓馬の生産意欲を減退させている以上、
競馬が立ち直らない限り打つ手もないと思う。
今はその競馬を立ち直させるために努力するしかないだろう。
でも果たしてそれだけでいいのだろうか。
お金にならないから馬を手放すのは経済上仕方ない。
でも犬や猫をお金になるから飼っているという人が少ないように、
馬だって伴侶としての馬なら手放さないはず。
結局はその伴侶としての馬の存在が日本には少なすぎるんだろうな。
予算を組んでお金を払うから馬を飼ってもらうのではなく、
馬文化そのものを育む努力がもっと必要なんだろう。
馬産振興に特効薬なんてない。
国が馬に力を入れない限りそもそも無理な話だ。
仕事としてできる事は限られているのだから、
今こうして個人的にボランティアでホームステイや乗馬を受け入れる中で、
そこから新たな担い手が出てくるのを待つしかないのではないか。
自分自身、子供の頃わずかな期間馬と触れ合った経験が、
大人になって馬を飼いたいという衝動につながったわけだし、
子供が成長していく過程でいかに馬に触れさせるか、
そして馬の魅力を伝えていけるかが、
一番の問題となる後継者不足を解消するツテなんじゃないかなと思う。
そりゃあ景気の良い時代が来れば、
馬が好きではない人も馬を飼うように、
一時的に馬の飼養者や馬の頭数も増えるかもしれない。
でもそういう人はお金にならなければ馬を捨てる。
日本の馬文化を育むのは一朝一夕にはいかないけれど、
とりあえず普通の人が当たり前に馬に接する事が出来る場を、
何らかの形で提供しない事には始まらない。
競馬場や乗馬クラブしか馬を見れないなんて寂しすぎる。
それを個人レベルでやるしかないのは情けない話だけれど、
でもそれが俺に出来る馬産振興の一つかもしれない。
自馬を持つという事は、
自分で馬を飼うという事を前提としているのを忘れてしまっているんではないか。
乗馬クラブに預ける事が当たり前になってしまい、
日本では自分で馬を飼うのは無理だとのたまうようでは、
まだまだ日本の馬文化は発展途上だと思う。



東京では雪が降った。
午前中は飛行機も欠航したらしい。
チェーンをはいている車もいたし、
なんだか仰々しいなぁ・・・。
この程度の雪で騒いでいるのが面白かった。
会議場に行くのに40分くらい歩いたけれど、
湿った雪なのでびちゃびちゃになってしまった。
北海道に住んでいると傘を持つ事を忘れてしまっていて、
久々に傘という存在のありがたさを感じてしまった(苦笑)。
今の生活ではどこへいくにもドアtoドアで傘はささないし、
冬も雪は少なくパウダースノーが多いから、
風で飛んでしまう事が多いのだ。
まあ今回は散々濡れてしまったけれど、
途中にあった増上寺と東京タワーの雪景色は綺麗だった。
我家ではSさんが乾草を届けてくれたらしい。
いつもありがとうございます。