朝早く起きてパンを食べ、
食べ終わった後すぐに撤収の準備にかかる。
7時頃キャンプ地を出発してフェリーターミナルへ向かう。
歩き始めてすぐに帯広ナンバーの車がすぐ脇に止まり、
Kさんという人がなんと港まで乗せて行ってくれるという。
ありがたい言葉に感謝感謝。
聞けばこのKさんという人は、
実家は焼尻島で里帰りしているそうだけれど、
なんと帯広で居酒屋をやっているというではないか。
今度帯広へ行く際は是非寄ってみたいと思う。
車に乗せてもらったおかげで予定より大幅に早く港に到着したため、
近くをぶらぶら散歩した。
防波堤の先端まで行ってのんびりカモメ達の相手をしたりしていると雨が降ってきた。
撤収から港まで歩いてくる間に雨が降ったら嫌だな~と思っていただけに、
港についてからのこの雨はまたも絶妙なタイミング。
雨も降ってきてすることもないので、
Kさんのおすすめしてくれた、
ターミナル脇にある新沼食堂のラーメンを食べる事にした。
何やらウニ丼なんかより遥かにうまいとの事だったので、
これは是非食べねばと。
出てきたラーメンはシンプルな醤油ラーメン。
でもこれが確かにうまい。
久々においしいラーメンを食べた気がする。
10時焼尻島発羽幌行のフェリーに乗っていよいよ島を後にした。
とても素晴らしい環境だっただけに、
本当に離れるのが残念でならなかった。
羽幌港に到着し、
帰る途中まずはリフレッシュをと、
苫前町にある「ふわっと」で日帰り入浴をした。
隣接の夕陽が丘キャンプ場もなかなかのロケーションだし、
なによりこの「ふわっと」の設備はかなり素晴らしい。
露天風呂からの夕日はさぞかし美しいだろう。


その後士別市の「羊と雲の丘」へ寄る事にした。
放牧地で自由にサフォークと戯れる事が出来るし、
世界の羊館では珍しい羊が沢山いて、
すっかり気に入ってしまった。
羊毛で編んだ帽子もついつい買ってしまい、
よほどラム肉も買って行こうかと迷ったほど。
景色の素晴らしいし、
ラベンダーが植わっていたり羊がいたりで、
もう言う事は無い。

その後はホクレンのスタンドで給油し、
道東編の地図を貰ったので見てみると、
朝日町の「岩尾内湖キャンプ場」が眼に入ってしまった。
何となく聞いた事があるキャンプ場だし、
下見もかねて行きたくなってしまったついつい寄ってしまった。
でも寄って良かった。
美しい白樺の林に湖というロケーションもさることながら、
なんとこれだけの管理体制で無料。
これは是非日を改めて一度キャンプせねばと思わせるキャンプ場だった。
滝上町を経由し遠軽町まで道道が開通したようなので行く事に。
途中若干砂利道があったけれど、
無事遠軽町へ抜ける事が出来、
いざ北見市へ。
北見市では友達にお土産を渡さねばならなかったのだ。
夜遅く訪れたにもかかわらず、
快く迎え入れてくれて感謝感謝。
すっかり長居してしまって中標津町の我家へ帰宅したのは夜中の0時。
素晴らしい満点の星空で、
数分おきに流れ星が流れていく。
我家は本当に自然に恵まれた地域にあるんだなという事を再認識した。
これだけの星空はどこへ行ってもなかなか見れないだろうな~。
本当に奇麗だった。
旅の締めくくりに素敵な贈り物を貰ったような気分だった。