早朝3時に馬の世話をしていざ十勝へ向かう。
十勝の更別村にあるスピードウェイは実は国際サーキットで、
どんなレースも開催できるような作りになっている。
昔はフォーミュラニッポンやツーリングカー選手権なんかも開催されていたが、
今となってはビッグレースは十勝24時間レースのみとなっていた。
だから今回の全日本GT選手権は久々のビッグレース。
もう何日も前からわくわくして今日を迎えたのだった。
GTとはグランドツーリングカーの略で、
500ccクラスのマシンと300ccクラスのマシンが混走する。
マシンはあくまで市販車がベースとなっているものの、
その改造度合いはものすごく、
中身はもうまったく別物のモンスターマシンと言ってもいい。
ハコ車のレースカテゴリーでは最高の部類になり、
ウエイトハンデ制などにより毎回激しいバトルが繰り広げられ、
続けて同じマシンが勝つ事は稀である。
マシンの種類はバラエティーに富み、
国産スポーツカーであるフェアレディZ、スープラ、NSXなどはもちろん、
外国産のランボルギーニやフェラーリなども参戦する。



今日は明日の決勝のスタート順を決める予選が行われた。
今回はサーキットのメインストレートの先にある第1コーナー脇、
1番ポストのコース員として入った。
この第1コーナーはこのサーキットで一番の抜きどころだし、
その分俺の仕事(負担)は大きいのだけれど、
全開、時速にして300km/h近い速度からブレーキング競争をし、
何台ものモンスターマシンが横並びになってコーナーへ突っ込んでくる様はまさに圧巻で、
なんていうかなぁ・・・心臓がビリビリした。
GT500クラスの予選上位3台は、
1位:#3 G'Zox・SSR・ハセミ Z、
2位:#12 CALSONIC インパル Z、
3位:#22 MOTUL キーバリュー Z。
GT300クラスの予選上位3台は、
1位:#81 C-WEST ダイシン ADVAN Z、
2位:#63 LEYJUN DUNLOP 320R、
3位:#80 Endless ダイシン ADVAN Z。
天気にも恵まれて暑い一日だった。
今日の宿泊はキャンプでもと思っていたら、
サーキット側の配慮により、
中札内村の「かつら旅館」という宿に泊めてもらえる事になった。
中札内村などに宿泊するなんて貴重な経験かも?!