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年末年始の特番

晴れ 最高気温:-6.4℃ 最低気温:-19.6℃

年末年始の色々な特番を録画してあるんだけど、
なかなか観る暇がなく、デッキのHDもいっぱい。
やっとガキ使の笑ってはいけない熱血教師を観終わっただけで、
一向にHDの容量に余裕が出来ない。
多分、いくつかは観ないまま削除する事になるんだろうな。

遥かなる山の呼び声

Harukanaru Yamano Yobigoe

曇り後雨

先日BSで1980年公開の映画「遥かなる山の呼び声」がやっていて、
前々から気になっていただけに、ようやく観ることが出来た。

~あらすじ~
中標津で小さな牧場を経営している風見民子(倍賞千恵子)は、
一人息子の武志(吉岡秀隆)との二人暮らし。
そこに、フラッとやってきていつくことになった田島耕作(高倉健)は、
牧場作業を手伝い、徐々に家族の一員となっていく。
しかし、耕作は人を殺して逃亡中の身だった・・・。

この映画は山田洋次監督作品で、
「幸せの黄色いハンカチ」の姉妹作かのような作品。
舞台となる中標津は、私が9年間住んだ町であり、
そしてサラリーマンをやりながら離農跡地を取得し、
ログハウスや厩舎を建て、馬を飼い始めた思い出の町。
昔の酪農作業風景は、私自身が酪農家となった今、非常に興味深く、
うちでも動かしているコンパクトベーラーが稼動していた。
そして私も事務局として奔走していた中標津草競馬が懐かしく、
高倉健が馬に乗って優勝するシーンも良かった。

最初は警戒していた倍賞千恵子は、
高倉健に徐々に心を許すようになるものの、
高倉健は警察の捜査の手がすぐ傍まで迫っている事に気付き、
倍賞千恵子のもとから去る事を決意する。
それを告白された夜、大事な牛が生死をさまよう事故があり、
大事な人、大事な牛を同時に失うかもしれないという事で、
倍賞千恵子はパニックに陥る。
そして高倉健に「行かないで、寂しい」と訴え、泣き崩れる。
牛が手術を乗り越えて立ち直った朝、高倉健は警察に連行され、
懲役2年以上4年以下の判決を受ける。
最後、列車で高倉健が護送されているところに、
倍賞千恵子と、高倉健に決闘で負けて舎弟となったハナ肇が乗ってきて、
高倉健の傍の席に座ってわざとらしい会話をする。
その会話はもちろん高倉健に聞かせるためのもので、
倍賞千恵子は酪農を辞め、ハナ肇に助けてもらいながら、
中標津の町で何年かかるか分からない旦那の帰りを待っていると。
旦那とはもちろん高倉健の事で、
高倉健と賠償千恵子は無言で見つめあい、
そして倍賞千恵子は高倉健に黄色いハンカチを手渡す。
作品の最初から最後まで、倍賞千恵子の演技は素晴らしく、
頑なに牧場を守る未亡人が徐々に心を許していく様、
そしてこの最後のシーンでの、
別れの辛さと、いつまでも待っているという強い決意を滲ませる、
その表現力はさすがだと思った。

今更ながら、本当に良い作品に巡り会えたなぁ。
おすすめです。

テレビ崩壊

2011-grace402.jpg

曇り時々晴れ

昨日、ついにTVHが映るようになったと喜んだのも束の間、
昨晩、猫の悪戯によりモノが当たってテレビの液晶が割れ、
画面の左隅しか映らなくなってしまった。
せめて半分くらい映れば何とか見れるのに、
これでは全くテレビとして使えない。
修理するにも液晶パネルの交換となるため、
何万円もかかるんだそう。
仕方なく安いテレビをローンで買うしかないかなと、
前々から次はポータブルズームを備えたREGZAをと考えていたので、
インターネットで物色してみると、
32型の昨年末発売のREGZAが3万円前後で売られているのを発見。
そういえば東日本大震災の影響で需要が吹っ飛び、
売れ筋の32型テレビの在庫がダブつき価格が暴落したと耳にした。
まだその影響が続いているのか、確かに安いといえば安い。
はぁ・・・無駄な出費ではあれど仕方ないのか・・・。

TVH(テレビ東京系)が視れるようになった!



道東ではずっとテレビ東京系のTVH(テレビ北海道)が視れず、
奥尻島へ移住した際はTVHが視れる事に感動したんだけど、
このたびここ十勝でもTVHが最近視れるようになったらしく、
今日、いつの間にかチャンネルが一つ増えている事に気が付いた。
TVHはマニアックな旅番組が多いので、
映るようになってとても嬉しい!

箱根駅伝

曇り後晴れ

毎年気にして、見れる時はテレビで見ている箱根駅伝。
18年ぶりの優勝と史上3校目の大学駅伝三冠を目指す早稲田大学、
そして往路優勝し、3連覇のかかる東洋大学の2校のデッドヒート、
今年は最終区まで目が離せない優勝争いだった。
最終的には東洋大学と20秒差で早稲田大学が優勝。
一方、シード権争いも白熱していた。
最後のゴール直前、
四つ巴の8位争いから抜け出したと思った國學院大學の選手がコースミス、
シード落ちとなる11位に落ちたものの、
最後のダッシュで城西大学を抜いて3秒差の10位でシード権を確保。
これもまた劇的だった。
ただまあ贅沢を言えば、2006年の亜細亜大学の優勝のように、
有力候補でもない伏兵が、意外な展開で優勝するような駅伝が見たい。
あと、関東の大学だけの駅伝じゃなく、全日本格式の駅伝にし、
関東以外の大学も参加できる箱根駅伝になると良いのにと常々思う。

クール・ランニング

coolrunnings.jpg

晴れ

TSUTAYA・DISCASでレンタルした映画「クール・ランニング」を観た。
この映画、すでに何度か観ている映画で、
一番最初は札幌で過ごした予備校時代に、大通りの小さな映画館で観た記憶がある。
暗くなりがちな予備校時代を明るく笑い飛ばし、
何とかなるさと思わせてくれるようなスポーツコメディで、
1988年、カナダのアルバータ州、カルガリーで開催された冬季オリンピックに、
雪を知らない常夏の島国ジャマイカが、
ボブスレーに初出場した実話を元に面白おかしくアレンジしたもの。
全編に流れるレゲエのリズム、そして陽気なジャマイカ人気質と、
極寒の地で行われる氷上のスポーツという舞台とのミスマッチが良い。
ジャマイカボブスレーチームの主人公達はあくまで前向きで陽気、
陸上がダメならボブスレーでオリンピック出ちゃおうよという勢いで結成、
雪も見た事ない、ボブスレーという競技も知らない、資金も無い、
無い無い尽くしの中でも、何とかなるさ~と突き進んでいく。
コメディ映画でありつつも、スポーツ魂がうまくミックスされていて、
笑えながらも最後は感動出来る映画。
ベタであると言えばベタだけど、ここまでベタなら逆に気持ちが良く、
実話を元に作られている事から、冷めないで観ていられるのだ。

実際のところ、常夏のジャマイカがボブスレーでオリンピックに出るとは、
そのチャレンジ精神に拍手喝采ではないか。
常識的に考えると有り得ない事だけど、
熱意に裏打ちされた無知というものはとにかく強い。
ボブスレーのクラッシュシーンを見せて参加者を募った事は実際にやったらしく、
それでもやりたい、それでも勝ちたい、そんな強い意志を持つ者を集めてきた。
苦労してチームを結成し、1988年のカルガリーオリンピックに出場。
カルガリーでは、予選を突破したが映画と同様にクラッシュ。
その後も冬季オリンピックに参加し続け、
2000年には、世界プッシュ選手権で優勝をも果たしているそうだ。
今では雪の無いジャマイカにボブスレーが根付いている。

映画のタイトルにもある「クール・ランニング」とは、
「良い旅を!」という意味があるそうだ。
世の中には不可能である事もあるかもしれないけど、
まずはやってみる事で何とかなるものなのだ。
当初思い描いていた結果が伴わなくとも、
違った形で実現したり、別のアプローチを見つけたりして、
いずれにしてもどこかに道は繋がっていくような気がしている。
「良い旅を!」と出発した旅人は、自らが目的地を定め歩を進めていく。
途中色んな事があるだろうし、目的地を変更したりしながらも、
その過程そのものが旅である事に間違いはないだろう。
ジャマイカ・ボブスレーチームの凄いところは、出発した事だと思う。
無理だと決め付けないで、何とかなると信じ、前へ一歩進んでみた。
そこから全てが始まり、そして今も旅を続けている。

崖の上のポニョ

テレビでジブリ映画「崖の上のポニョ」をやっていたので観てみた。
途中で睡魔から意識が飛んだり、最後の方は観なかったんだけど、
何となく展開が分かったので勝手に納得(苦笑)。

この物語は、アンデルセンの童話「人魚姫」からキリスト教色を払拭し、
宮崎駿監督が作り出した、人々の思想に一石を投じる新たな「人魚姫」。
舞台となっている港町、そして崖の上に建つ家は、
広島県福山市鞆町の沼隈半島南端にある有名な観光地「鞆の浦」だとか。
宮崎駿監督が旅で訪れた鞆の浦をとても気に入り、
2005年の春、鞆の浦の海に隣した崖の上の一軒家に2ヶ月間滞在し、
更に2006年夏、単身でこもって、本作の構想を練ったそう。
この宮崎駿監督の行動に対し、妻の出した条件は、
「生きてる証拠として、毎日絵手紙を出すこと」だったとか。

ポニョの本名である「ブリュンヒルデ」とは、
リヒャルト・ワーグナーの楽劇「ニーベルングの指環」の、
主神オーディンと知の女神エルダの娘の名前が由来。
ちなみにポニョではないブリュンヒルデの愛馬は、
グラーネまたはヴィングスコルニル。
戦死した兵士をヴァルハラへ導く存在であるワルキューレの長女。
一方、「宗助」という名前の由来はというと、
夏目漱石の小説「門」の「崖の下の家にひっそりと暮らす野中宗助」から。

この映画が訴えたかったものは何なのか。
もし宗助が今の現代社会に生きる人間という立場だったら、
単に「好き」という感情だけでポニョの全てを受け入れ、
そして一生添い遂げるという決断が出来るかどうかという事。
子供の頃の気持ちなんて長くは続かないとか、
生活費を考えると非現実的とか、
他人に迷惑をかけてまで付き合えないとか、
そんなくだらない考え方で「好き」と言えない人が多いのではと。
一個人の好きという感情だけで世界をグチャグチャにしてしまったとしても、
他人への迷惑を顧みず、将来の不安なんて疑問にも抱かず、
「好きなものは好き」という気持ちを貫き、行動する事も大切なんだよと。
宗助もポニョも、お互いに好きで必要としているだけ。
その気持ちに正直に生きる事こそが大事であって、
世界がどうなろうが、将来がどうなろうが、全く気にしてはいない。
自分の目の前にいる存在が何より大事なんですよね。
大きく言えば世界や人類、小さく言えば会社や地域社会、近所付き合い、
これらをいくら気にかけたところで、
世界も人類も会社も地域社会も、自分の事をそれほど大切に思ってはくれない。
そりゃあ人間社会で生きる上で、最低限のマナーなんかは存在しますが、
周りの反応だとか、周りに迷惑をかけるとか、将来が不安だとか、
そういう事ばかりに気を取られていると、大切にすべき物事の本質を見失うよと。
それはもちろん恋愛だけの話ではなく、人生全てにおいて言えること。
夢を叶える事だって、現実的に考えれば何も行動に移せなくなるわけで、
色々思い悩む事も時として必要ではあれど、
シンプルに、やりたい事をやる、住みたい町に住む、
そういう気持ちに正直になり、行動していく事も必要だと私は思う。
せっかくこの世に生を受けているんだから、
ストレスをたくさん抱えて、何となく毎日が過ぎていくよりも、
死が訪れるその瞬間まで命を完全燃焼させ、
現代社会によって蓋をされている「自分の本当の気持ち」を今一度思い起こし、
自分に正直に生きていたいと思いませんか?

Superflyは愛媛出身

曇り

年末年始のテレビでSuperfly(越智志帆)という女性歌手を知った。
その時の印象は、とにかく歌がうまいという事。
最近は、大して歌がうまくないのに、
知名度やルックス、宣伝だけで売れるような人も多いので、印象的だった。
残念ながら楽曲としてはそれほど印象には残ってはいないものの、
歌唱力だけで言えばかなり特筆レベルだったのだ。

特に意識して調べていたわけじゃないけど、
何気なくWeb上のニュースを見ていて、
そのSuperflyが愛媛出身、しかも生粋の愛媛育ちである事を知った。
愛媛に縁があるという事で、妙に応援したくなってきた。
今後機会があったらSuperflyの曲を聴いてみたいなと思う。