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先日、選抜高校野球大会2回戦は、
愛媛の済美高校が広島の広陵高校を延長13回サヨナラで下し、
手に汗握る素晴らしい試合だった。
私の故郷は四国の
愛媛であり、
高校を卒業して大学進学でこの北海道・十勝に来るまでは、
愛媛でずっと生活していた。
今でこそ自分の人生において、
愛媛よりも北海道居住歴の方が長くなってしまい、
酪農家になった以上、帰省する事もなくなってしまったけど、
故郷を思う気持ちはいつもどこかに持ち続けている。
ちなみに済美高校は、私が
愛媛にいた頃はまだ女子高で、
2002年に共学になり、
野球部創部3年目となる2004年春の選抜に初出場、
初優勝を飾ったのにはビックリしたのを覚えている。
夏の甲子園では決勝で駒大苫小牧と激戦を繰り広げ、
当時の4番バッターの鵜久森選手は日ハムに入り、
時折、一軍でも活躍している。
それにしても今回の済美のピッチャー、安樂選手は凄いなと。
2年生投手としては春夏通じて史上最速152キロを記録し、
2試合分の投球数、232球を投げ抜いた。
そして同校の校歌の中に、
「やればできるは魔法の合言葉」という歌詞があり、
とても良い言葉だと思っている。
今の日本では夢を抱く人が少なくなり、
例え夢を持っていても叶うわけがないと諦めていたり、
後ろ向きな思想が蔓延しているように思っている。
でもどんな無謀な夢も、出来る事から一歩踏み出すことで、
物事が動き始め、実現へ向けて大きく舵が切られる事になる。
私も高校時代、将来は馬を飼いたいし、農家になりたいんだと、
そのために北海道へ行くんだと周りへ言った事があるけれど、
親も含めて多くの人は本気にしてくれなかった。
でも今こうして馬を飼う事も出来たし、
さらにその一歩先、脱サラして酪農家になる事も出来た。
「やればできる」と自分に言い聞かせて行動に移していると、
長い年月がかかり、多くの失敗や挫折があったとしても、
いつかは何らかの形になるものだと思う。
この「やればできる」という言葉を校訓にしている済美高校、
のびのびと悔いのないよう頑張って欲しい。