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奥尻島より

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晴れ 最高気温:1.7℃ 最低気温:-8.9℃

奥尻のすごく懐かしい知人が、
何の前触れもなく突然、色んな産物を送ってくださった。
手作りのホッケの飯寿司とか、嬉しいなぁ。
お礼を兼ねて久しぶりに電話で話したけど、
耳に入ってくるきつい奥尻弁がまたすごく懐かしい。
奥尻の言葉は東北弁に近くて、
移住した当初は全く聞き取れないし、
まさに外国語のように感じたものだった。
2年半の奥尻生活ですっかり耳に馴染み、
何を喋っているかも分かるようになったし、
初対面でも下の名前の呼び捨てで声かけられた事もまた、
妙に親近感が湧き、嬉しかったのを思い出す。
私が奥尻で住んでいた富里地区は、
奥尻の中でも農業が盛んな地域で、
美しい水田の風景が広がり離では最北の米作があるばかりか、
輓馬や褐毛&黒毛和牛生産、アスパラ生産も盛んだった。
おかげで美味しい米やアスパラを頂く事も多く、
単に魚介類だけのではない事に感動したものだった。
私が移住する少し前までは酪農もあったらしく、
残念ながら離農されていて牛乳は手に入らなくなっていたけど、
自給自足が可能な恵まれた自然環境を誇る奥尻での生活は、
とても刺激的でいながら穏やかで、
そして今でもこうして近況を心配してくれたり、
やりとりが続く大事な方々と縁が生まれたのが、
個人的に大きな財産だとつくづく思う。
十勝の家畜市場にも来られた際にでもお立ち寄り下さいませ。
ありがとうございました。

奥尻島のホッケ

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晴れ 最高気温:10.8℃ 最低気温:-1.8℃

いつもお世話になっている奥尻の方より、
奥尻時代は散々私の食を支えてくれたホッケが届いた。
いつもいつもありがとうございます!
奥尻では晩秋から早春にかけてよくホッケが釣れ、
私も奥尻ワイナリーで働いて帰宅する途中の漁港で、
ワームを付けて釣糸を垂らせば、
5分に1本ペースで釣り上げられたものだった。
だから冬は毎日のようにホッケを食べ、
つくづくお金がなくても食に困らないだと、
恵まれた自然環境にただただ感謝していたのを思い出す。
ホッケを使った料理で特に好きなのは、
しゃぶしゃぶとフライ。
今回もフライにしたところとても美味しく、
それと共に、なんだか懐かしく感じたなぁ。

奥尻島の巨大な鱈

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曇り時々晴れ

奥尻時代とてもお世話になった方より、大きな鱈が届いた。
いつもいつもありがとうございます!
今回の鱈はしゃぶしゃぶにして頂いたんだけど、
火が通り過ぎない内に食べるととても美味しかった~。

北海道南西沖地震から20年

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晴れ 最高気温:28.4℃ 最低気温:14.2℃

今日は、北海道南西沖に浮かぶ奥尻島を襲った、
地震と津波から20年の節目の日。
周囲84kmある奥尻島を徒歩野営旅でまわって気に入り、
葡萄栽培とワイン醸造に挑戦したくて愛と共に移住、
2008年に15周年鎮魂行事に参加したのを思い出す。
結局、腰を傷めたのもあって離島せざるをえなくなったものの、
今でも島民だった頃お世話になった奥尻の方々と繋がっていて、
いつかは再訪したいと思っている。
奥尻は自然環境に恵まれ、島であるにも関わらず水が豊富で、
離島では最北の稲作が行われているばかりか、
産、和牛生産、畑作、果樹栽培と、農業も多岐に渡っていた。
ただ残念な事に、私が移住する数年前に酪農はなくなっていて、
離農した酪農家の跡地が寂しく佇んでいた。
海の透明度は25mを誇り、まるで南国の楽園のような海は、
潜って泳ぐだけでもとても楽しいものだけど、
釣り糸を垂らせば面白いように魚は釣れるし、
農業も漁業も、大いに可能性を秘めた島だと思っている。
もちろん観光も、作られた施設ではなくて美しい自然を楽しみ、
全島がキャンプ地という懐の深さを活かして欲しいし、
2、3日訪れただけでは分からない魅力がある。
それにも関わらず、こうした時しか奥尻が注目されず、
防災の島としてばかり取り上げられる事が多いのは、
ちょっと残念な気もしている。
もちろん地震と津波の記憶を色あせたものにしてはいけないし、
犠牲になった方への追悼の気持ちは心にあるけれど、
その時だけ取り上げるのではなくて、
人の手の加わってない本来の奥尻島の魅力ももう少し伝えて欲しい。
いくら人が自然に立ち向かおうとしても限界があるし、
防災のために要塞化したところだけを見るのは逆に何だか切ない。
奥尻島はツアーで訪れてもその魅力の多くは分からないし、
是非自らの足でまわって島の良さを一つ一つ見つけて欲しい。
ゆったりとした旅をするのにオススメです!

奥尻島の黄ソイ

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雨 最高気温:17.6℃ 最低気温:11.1℃

有難い事に、奥尻からまた魚が届いた。
今度はなんと40cmオーバーの黄ソイが入っていて、
黒ソイは奥尻時代よく釣っていたものの、黄ソイは初めて見た。
なんでも黄ソイは虫が入らないから刺身が良いという事なので、
早速刺身にして頂いてみると、本当に美味しかった。
もう絶品。
これはただただ感謝、ありがとうございました!

奥尻島の鱈

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いつもお世話になっている奥尻の方より、
釣ったばかりだという鱈が昨日届いた。
刺身やしゃぶしゃぶ、フライ、つみれ等にして頂き、
相変わらずの美味しさに大満足。
いつもありがとうございます!!
奥尻の魚介類は本当に美味しい!

奥尻島のイカ

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曇り後晴れ

奥尻から朝イカが届いた。
奥尻に移住して初めて食べたイカは本当に美味しくて、
それまで食べていたイカはなんだったんだろうと思えるくらい、
衝撃的な違いがあった。
そのイカが届いたのだからジッとしてはおれず、
昼は七輪で焼き、夜は刺身とハーブオイル炒めにして頂いた。
イカは冷凍も出来るし、有難いなぁ・・・。

北海道南西沖地震から19年

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19年前の今日は、奥尻を大津波が襲った北海道南西沖地震の日。
奥尻へは2008~2010年の2年半、
大きな決意をもって愛を連れて移住し、
葡萄農家として新規就農、ワイナリー設立を目指していたものの、
結局は約束を反故にされ、さらには収入を絶たれてしまい、
を余儀なくされてしまったわけだけど、
今でもこの日は脳裏に焼きついているし、
奥尻をまた再訪したいという気持ちは常に持っている。
奥尻は本当に美しいで、水が豊富で農業にも大いに可能性があり、
釣り糸を垂らせば恐ろしく魚が釣れ、自給自足が可能な素敵な島。
移住してお世話になり、色々支えてくれた人もいてくれて、
今でもたまに交流があるのは自分にとって大きな財産だと思う。
いつかまた透き通った奥尻島の海に潜り、
のんびりとキャンプでもしたいものだなぁ・・・。